洪水時、ダム湖には濁った水が流れ込みます。しばらくすると上の方の水はすんできますが、下の方はまだにごったままです。

そこで、緑川ダムでは、選択取水設備の遮水膜により、にごった水を遮断し、先にきれいになる上層部の水を取り入れ、できる限り澄んだ水の放流を行っています。

選択取水施設がない場合

選択取水施設がある場合

このように下流の川と性質(水温や濁度)が近い水を放流することで、下流の利水や河川環境に影響を与えることを防ぎます。