「日本風景街道(シーニックバイウェイジャパン)」
のモデルルート公募開始
2006年2月13日
学習会開催など九州各地で気運上昇!!
国土交通省では、地域が主体となり、地域固有の景観、自然等の資源を有効に活用し、訪れる人と迎える地域の交流による地域コミュニティの形成に資する美しい道路空間形成を実施するための取組「日本風景街道(シーニックバイウェイジャパン)」の検討を進めており、同戦略会議(H17.12.7発足)では平成18年1月20日よりモデルルートを公募※1を開始(H18.3.31締切)し、4月以降、全国で20程度のモデルルートを選考予定です。
※1公募の詳細は、以下のインターネットホームページをご参照下さい。
http://www.hido.or.jp/fukeikaidou/index.html
かねてより、私共「道守九州会議」も関係行政と連携・協働しながら、九州でのシーニックバイウェイについて研究活動や情報発信等を行ってきました。更なる意識づくりや気運づくり、また具体に各地域での推進に向け、九州地方整備局関係事務所と協働し関係行政を交え、日本風景街道や九州での動向などについて「美しい道筋創出を活かした地域づくり(シーニックバイウェイ)学習会」等を九州各地で開催しています。
◎九州におけるシーニックバイウェイに関わるこれまでの主な経緯
H16年 9月17日 | "観光振興と道路"シンポジウム(福岡市) |
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H17年 2月 3日 | 第1回(仮称)シーニックバイウェイ九州・研究会(福岡市) |
H17年 9月26日 | 第2回(仮称)シーニックバイウェイ九州・研究会(福岡市) |
H18年12月 7日 | 第1回日本風景街道戦略会議※2(東京) |
H18年 1月20日 | 日本風景街道モデルルート公募開始 |
※2玉川孝道道守九州会議副代表世話人が唯一地方からの構成委員
◎学習会など(予定含む)
H18年 1月11日 | 第3回宮崎シーニックバイウェイ勉強会(宮崎市) (第1回目H17.7.26、第2回目H17.11.9開催) |
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H18年 1月13日 | 鹿児島・熊本シーニックバイウェイ勉強会(鹿児島市) |
H18年 1月27日 | シーニックバイウェイ・イベント会議(唐津市) |
H18年 1月30日 | 大分シーニックバイウェイ勉強会(大分市) |
H18年 2月 4日 | 宮崎日南地域説明会(日南市) |
H18年 2月 7日 | 宮崎青島地域説明会(宮崎市) |
H18年 2月 8日 | 由布・竹田・小国・阿蘇等説明会(阿蘇市 |
H18年 2月 9日 | 日豊海岸地域説明会(佐伯市) |
H18年 2月10日 | 第1回日南海岸地域シーニックバイウェイ推進協議会(宮崎市) |
H18年 2月15日 | 日本風景街道説明会(福岡市;九地整主催) |
H18年 2月17日 | 玄海ウエストコースト説明会[玄海地域行政懇談会](福岡市) |
H18年 2月24日 | 玄海フォーラム(唐津市;西日本新聞社主催) |
H18年 2月27日 | 佐世保フォーラム(佐世保市;西日本新聞社主催) |
H18年 3月15日 | 国土形成計画シンポジウム(福岡市;西日本新聞社主催) |
※( )内は開催地など
◎九州各地での学習会など開催の様子
- 【宮崎】(H18.1.11)
- 道守みやざき会議では、昨年から2回の学習会を開催するなど積極的にシーニックバイウェイの意識づくりに取り組んできました。今年の1月に第3回目を開催し、日南海岸地域を具体な推進地域としたその活動組織体制づくりへ始動しました。
(2006/1/18道守ニュース)


宮崎での学習会(第3回)開催状況
- 【鹿児島・熊本・佐賀】(H18.1.13)
- 鹿児島、熊本、佐賀の3県道守会議が鹿児島市に集まり、合同で学習会を開催しました。各地域での推進や県境を越えたつながりへの展望が膨らみました。

鹿児島での学習会(3県合同)開催状況
- 【宮崎日南地域】(H18.2.4)、【宮崎青島地域】(H18.2.7)
- 宮崎県日南地域説明会が、日南保険福祉総合センターに会場に38団体・個人の方が参加して開催されました。
日南海岸活性化協議会会長、宮崎県、国土交通省宮崎河川国道事務所の説明を受けた参加者は、「串間に来て貰うには、まさにシーニックは嬉しい」「シーニックバイウェイは日南にピッタリだ」「団体でないとダメなのか」等の意見が出て質問時間が短くて心残りの感がありましたが、最後は皆さん共感して閉会しました。

宮崎日南地域説明会の開催状況
- 【大分・熊本・宮崎】(H18.2.8)
- 九州を横断するエリアの由布・竹田・小国・阿蘇・高千穂等の地域活動団体・個人、自治体など約80名がリゾートホテル阿蘇いこいの村(阿蘇市)での学習会に参加しました。
参加者からは、"ネーミングは日本語が良い"、"様々な規制が生れ逆効果にはならないのか?"といた意見やタイトなモデルルート公募期間、広域的なエリアでの連携や組織づくり(窓口など)に懸念する声もありましたが、シーニックバイウェイへの理解が深まり、推進する意義や今後の展開に期待するといった反響の大きさと関心の高さがみられました。

阿蘇市での学習会開催状況
- 【大分・宮崎】(H18.2.9)
- 九州の東に位置する佐伯市から延岡市の日豊海岸地域の地域活動者や自治体など約70名が大分県マリンカルチャーセンター(佐伯市)での学習会に参加しました。
参加者からは"道路を作るうえでは、規則等も勘案しながらもイメージ的にやさしさがほしい"、"押し付けられるのではなく、自分たちが何をしないといけないのか、あるいは後世に何を残すのかを地域として生き残って行くためには考えなければならない"、"地域文化を掘り起こし守っていくものとし、建物だったり、ゆかり文化、道景色を大事にし多くの観光客に来ていただくことが、シーニックバイウェイでは"という意見が出る反面シーニックバイウェイというネーミングは、一般の方には認知率が極めて低くいように思われるものの、地域の方が、地元主体で昔からの、ゆかり文化を守り育て後世に残していきたいという、シーニックバイウェイの根幹となる精神の高さは、参加者からの意見から肌身に感じるものがあった。

佐伯市での学習会開催状況
- 【宮崎】(H18.2.10)
- 九州で先進的に学習会などを行ってきた宮崎では、日南海岸地域を対象に日本風景街道モデルルート公募に向け、具体な活動推進体として31団体による「日南海岸地域シーニックバイウェイ推進協議会」が設立し、会長として、協議会参加団体の中から「日南海岸活性化協議会」の和田 晧氏が選任されました。また、協議会の設立に併せて、道路管理者や関係行政で組織する協議会と連携・協働していく「日南海岸地域シーニックバイウェイ行政連絡会」(会長;宮崎河川国道事務所長)も設立されました。
和田会長は、「これから公募に向け申請書類等作成など頑張っていきます。必ずやモデルルートとして採択されることに期待することは当然ですが、これは一つのスタートです。モデルルートに固執せず継続的に活動、推進していくことが地域にとって重要です。」と就任の挨拶をされ、参加者皆さんで今後の活動への決意と地域への想いを一つにしました。

第1回推進協議会開催状況

挨拶をする和田会長