城原川は、背振山地に降った雨を有明海まで流す「雨どい」の役割を持っているほか、水面が周辺の宅地より高い「天井川」などの様々な特徴を持っています。
城原川からは、農業用水だけではなく、防火用水や水路環境を維持するための用水なども取水されています。しかし、その取水量は近年管理が十分に行き届かないことから、増加傾向にあります。このような状況が続くと、河川維持流量の減少による環境への影響や、嘉瀬川への導水量(佐賀導水)の減少による佐賀平野の水供給に対する広域的影響が心配されます。
城原川は、流域のほとんどを山地が占め、その形状が漏斗型であることから、ダムによる効率的な洪水調節が可能です。
城原川ダムは、昭和46年度に予備調査、昭和54年4月に実施計画に着手し、これまでに様々な調査を実施しています。
佐賀県より提案がありました流水型ダムについて、技術的な検討を行いました。
今後の予定している調査の概要とスケジュールです。