ずっと昔から、豊かな穀倉地帯(米や小麦などの穀物が、たくさんとれる場所のこと)の肝属川の周りには、いろんな魚はもちろん、人間の目では見えにくい小さな昆虫から、タカのように大きくて強いものまで、とても多くの生き物たちが暮らしています。
国土交通省大隅河川国道事務所では、肝属川にどんな動植物が生息しているか、調査を行っています。
これまでの調査結果から、肝属川で暮らす仲間たちを紹介します。




さまざまなことが原因で絶滅のおそれがあったり、
元々数が少ないものや、生息できる環境が少ない生き物も含まれています。
環境省や鹿児島県では、こうした生き物を調べ、レッドデータブックやレッドリストとしてとりまとめています。
環境省レッドリスト | 鹿児島県レッドリスト |
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絶滅危惧IA類(ぜつめつきぐ1Aるい) ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種 |
絶滅危惧I類 (ぜつめつきぐ1るい) |
絶滅危惧IB類(ぜつめつきぐ1Bるい) IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種 |
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絶滅危惧II類(ぜつめつきぐ2るい) 絶滅の危険が増大している種 |
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準絶滅危惧(じゅんぜつめつきぐ) 今は絶滅危険度は小さいが、条件の変化によっては絶滅危惧に移行する可能性のある種 |
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情報不足(じょうほうぶそく) 評価するだけの情報が不足している種 |




外来種の中には、ペットにしたり家で育てたりするために、日本に持ちこまれたものが逃げ出したりした生き物が多く含まれています。こういった外来種の中には、もともと住んでいた「在来種」を絶滅させたり、農作物を枯らしたり、害があるものもいます。動物を飼ったり、植物を育てたりする時には、どんな生き物なのかをよく調べるようにしましょう。




- 上流域(じょうりゅういき)
- 市街地やその上流区間のこと、川幅はそう広くはなく、瀬と淵が連続する区間です。
- 中・下流域(ちゅう・かりゅういき)
- 堰や床止めによる湛水区間を含み、緩やかに蛇行しながら流下する区間です。川の幅も広くなります。
- 感潮域(かんちょういき)
- 川の水と海の水が入りまじる場所です。潮のみちひきで水の深さが変わります。海水が混ざっていることもあります。