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哺乳類(ほにゅうるい)

体の表面が毛で覆われていて、仔を産み、乳を飲ませて育てる仲間です。いろいろな種類の哺乳類が、河川と周りの耕作地や樹林とを行き来しながら暮らしています。河川敷の地中ではモグラ類が、草地や樹林ではネズミ類やノウサギ、タヌキ等の中型哺乳類が見られます。また、夜間にはコウモリ類が昆虫を食べに川にやって来ます。
これまでの調査結果から、肝属川には約15種の哺乳類が生息しています。

無人カメラやワナを使ったり、足跡を見たりして調べたよ 山根くん
きもつきがわを代表する哺乳類を、ほんの少しだけご紹介!
下記のまるい写真をクリック(タップ)してね。

コウベモグラ

Mogera wogura / トガリネズミ目モグラ科

コウベモグラ
  • コウベモグラ
  • コウベモグラ

特 徴

体は太く頑丈で、大きく外方に向かう手は土を掘るため幅広く、長いかぎづめを持っています。草原や田んぼのあぜ、畑にすみ、地中にトンネルを掘って餌を探します。食べ物は、主に昆虫・ミミズ類で、秋にはわずかに草の実などを食べます。地下に掘ったトンネル内の空洞に葉を集めてボール状のねぐらをつくります。

大きさ頭胴長125~185mm
体重50〜175g
分布本州中部以南

タヌキ

Nyctereutes procyonoides viverrinus / ネコ目イヌ科

タヌキ
  • タヌキ
  • タヌキ
  • タヌキ

特 徴

山地から住宅地周辺まで広く生息する人となじみ深い動物です。日中は巣穴で眠っており、夜になるとエサを探しまわり、果実や穀物、昆虫、ネズミなど様々なものをエサとします。イヌの仲間では珍しく木に登ることができ、カキ等の果実を採ることもあります。家族で一箇所に糞をためる行為が知られていますが、この「ため糞場」は近隣のタヌキと、互いの存在を知らせ合う場となっていると考えられています。

大きさ頭胴長 50~60cm
体重3〜10kg
分布本州中部以南

アカネズミ

Apodemus speciosus speciosus / ネズミ目ネズミ科

アカネズミ
  • アカネズミ

特 徴

赤茶色~オレンジ色をしたネズミで、体長と同じほどの長い尻尾を持ちます。主な生息場所は森林ですが、河川のやぶが密生しているような所でもたくさん見られ、田んぼのあぜや畑にも現れます。雑食性で、植物の根茎や果実、昆虫類を採食します。ドングリなどを巣穴や林の地面に貯めこむ習性があります。巣穴は地中に掘り、その規模は体の大きさに比べて非常に広大です。

大きさ頭胴長 80~140mm
体重20〜60g
分布北海道〜九州