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魚(さかな)

魚は、瀬を産卵場所にしたり、淵で餌をとったりと、同じ川の中でもさまざまな環境を生活に利用しており、生活場所は種類によって違います。また、アユやヨシノボリ類のように子魚の時期を海で過ごしたり、ウナギのように海で生まれたあと川へ戻り、産卵のためにまた海に下ったりと、生活史の中で川と海を行き来する種類もいれば、コイやナマズなど、一生を川で過ごす種類もいます。
肝属川ではこれまでの調査で約60種の魚類の生息が確認されています。

投網やタモ網でつかまえたり、川に潜ったりして調べたよ 山根くん
きもつきがわを代表する魚を、ほんの少しだけご紹介!
下記のまるい写真をクリック(タップ)してね。

アユ

Plecoglossus altivelis altivelis / サケ目アユ科

アユ
  • アユ

特 徴

「清流の女王」とよばれるほど美しく、おいしい回遊魚です。
「あぶらびれ」という小さなヒレを持ち、肝属川流域では 支川で多く見られます。
昼間は休みなく、石についている藻を歯でこそぎとって食べています。

全長30cm
分布北海道南部~屋久島
生活型回遊魚

オイカワ

Zacco platypus / コイ目コイ科

オイカワ
  • オイカワ

特 徴

肝属川で最も数が多い淡水魚です。
体に薄いピンク色の模様が並び、繁殖期になると、オスは赤色や青色を帯びたきれいな色になります。
主に瀬に生息しており、石の表面の藻を食べます。

全長12cm
分布東北~九州
生活型純淡水魚

シマヨシノボリ

Rhinogobius sp.CB / スズキ目ハゼ科

シマヨシノボリ
  • シマヨシノボリ

特 徴

ハゼの仲間は、腹ビレが吸盤状になっていることが特徴です。
水底に腹をつけ、砂礫や小石の間を泳ぎまわる魚で、主に水生昆虫を食べています。
顔に赤く細い模様があり、胸ビレの付け根に三日月状の模様が2〜3個あります。また、第二背ビレや尾ビレには、細かい縞模様もある回遊魚です。
短い河川が好きで、肝属川流域では串良川や高山川などの支川で多く見られます。

全長6cm
分布北海道を除く全国
生活型回遊魚

ゴンズイ

Plotosus japonicus / ナマズ目ゴンズイ科

ゴンズイ
  • ゴンズイ

特 徴

沿岸の岩礁に生息しますが、河口付近にも多く、肝属川では河口でよく見られる海水魚です。
8本の口ヒゲを持ち、体に黄色っぽい線があります。
背ビレと胸ビレのトゲに強い毒があるので注意!!
群れる習性があり、特に幼魚が密集してボールのようなかたまりで泳ぐ様子は「ゴンズイ玉」と呼ばれます。

全長20cm
分布本州中部以南
生活型汽水・海水魚

ナマズ

Silurus asotus / ナマズ目ナマズ科

ナマズ
  • ナマズ

特 徴

水田地帯を流れる河川の中流に生息し、大きな口に長いヒゲが4本ある淡水魚です。
昼間は巨石や流木の下、植物の根の間など暗い穴に隠れていますが、夜になるとエサを探して動き始め、魚やカエルなどを食べます。

全長65cm
分布北海道南部~九州
生活型純淡水魚