流域の特性と洪水被害

全国平均を超える、白川流域の降水量

白川流域は、全国平均に比べて降水量が多く、地形的特性から洪水が発生しやすいため、これまで昭和28年6月洪水を始め、たびたび白川が氾濫し、家屋の浸水被害が発生しています。このため、同様の洪水に対して被害を防止するための早期の治水対策が望まれています。

 

熊本市街部の白川は、水位が地盤より高い”天井川”

熊本市街部を含む白川下流部は、洪水時の水位より周辺地盤高が低いため、一度洪水が氾濫すると浸水被害が拡大する特長があります。

 

ヨナの堆積で、洪水後の早期復旧が困難に

阿蘇地方の地表は「ヨナ」と呼ばれる火山灰混じりの砂で覆われており、洪水時にはそれが濁流となって大量に流れてきます。そのため、一度氾濫した地域では泥土に埋もれ、復旧に時間を要するなど、生活に大きな影響を及ぼします。

 

過去に発生した主な洪水

白川では、戦後、昭和28年6月洪水を始め、昭和55年8月洪水、平成2年7月洪水、平成24年7月洪水等で白川が氾濫し、白川沿川で甚大な被害が発生しています。

 

 

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