土石流とは、長雨や集中豪雨などで大量の水が山腹や谷川の石や土砂と一緒になって、津波のようにおそってくる現象で、昔から「山津波」「山しお」などと呼ばれて、人々に恐れられてきました。
土石流の先頭の部分は、大きな石や岩、流木などが集まっており、その速さは時速20Km〜40Kmと、自動車なみのスピードです。それらがすさまじいいきおいで、あっという間に橋や家や田畑をつぶし、おし流してしまいます。
土石流は、急な谷川があるところや、土砂が堆積している谷川の出口のところなどに多く発生します。また、火山灰が原因になって発生することもあります。
土石流はスピードが速いために、人命にかかわる大きな災害になることが多いのです。
土石流は、大雨や長雨をきっかけに発生しますが、その原因は山腹がくずれて、谷川などに石や土砂がたまることです。
そのために、山地からくずれる土砂の量を少なくするために、木を植えたり、砂防ダムを作って土砂をせきとめたりしています。
さらに、川底や川岸がけずられるのを防ぎ、流れやすいように流路工(りゅうろこう)を作ったりします。
土石流を防ぐ最も効果のある方法です。
川底や川岸がけずられないようにします。
【担当課:工務第二課】
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