目的
海岸の環境や利用と調和を図りつつ、海岸侵食に脅かされる海岸背後地の人々の安全・安心を確保 するとともに、国土を保全する。
目標
- 「背後地(人家、有料道路等)への越波被害を防止 すること」を防護目標とし、そのために必要な「浜幅50mの確保 」を達成することを目指す。
- 現況汀線位置が浜幅50m以上である区域については、流砂系も含めた対策により、その保全・維持を目指す。
浜幅50m確保による防護イメージ
考え方
- 北からの流入土砂を増やすこと(機能1) 、南への流出土砂を減らすこと(機能2) により、これまでに失われた宮崎海岸の土砂量を回復・維持し、砂浜を回復・維持する。
- 急激な侵食の危険性がある区域において、浜崖頂部高の低下を防ぐ(機能3)
配慮事項
- 新たに設置するコンクリート構造物 は出来るだけ減らす 。
- それぞれの区域の特徴に応じたもの とする。
- 豊かな自然環境 を最大限残す 。
- 美しい景観 、漁業・サーフィン・散歩等の利用 に配慮 する。
- (直轄)工事完了後も維持管理 に過剰な負担がかからない ようにする。
- 山、川、海における土砂の流れ に出来るだけ連続性 をもたせ、将来は自然の力による砂浜の回復・維持を目指して、様々な取り組みを行っていく。ただし、その取り組みは時間がかかることから、当面は他事業とも連携した養浜を積極的に実施していく。
事業の進め方
今後もこれまでと同様、「宮崎海岸トライアングル 」および「宮崎海岸ステップアップサイクル 」の考え方に基づいて進めていく。