"観光振興と道路" シンポジウム
「シーニックバイウェイ的 九州先行例メモ」

- ▽やまなみハイウェイ
- 正式名称は別府阿蘇道路、昭和39年10月開通。九重山群や阿蘇五岳を仰ぎながら広大な草原や森林地帯を走る標高約1000mが中心の高原道路。総延長は52km。「やまなみハイウェイ」は民間募集の愛称。九州を代表する観光道路。
- ▽日南海岸ロードパーク
- 宮崎市青島から串間市に至る約120km。宮崎交通の創業者・岩切章太郎が進めた観光宮崎づくりの一環で、亜熱帯性の自然や歴史を生かし、道自体を観光資源にし、いわば道の駅の先祖・観光バス向けドライブインなどを設けた。道路行政と連携した先行例でもあり、快適な道づくりの沿道修景条例につながった。
- ▽九州自然歩道
- 九州の国立・国定・県立自然公園34カ所を結び、総延長2137km。昭和56年完成。道と、自然や歴史、ゆとり指向などを組み合わせた先行例。自然歩道整備は1937年米国で始まり、戦後、日本に取り入れられ、東海自然歩道に次いて九州が2番目。