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両生類(りょうせいるい)

幼生の時期は水中でエラ呼吸をして生活し、成長すると肺呼吸になって陸上生活を行うものがほとんどで、草原や木の上などで生活していますが、川や池、水田などの水辺がないと生きていけません。産卵も水中や水辺で行われます。
肝属川ではこれまでの調査で約10種の両生類の生息が確認されています。

タモ網を使ってつかまえたり、<br>鳴き声を聞いたりして調べたよ 山根くん
きもつきがわを代表する両生類を、ほんの少しだけご紹介!
下記のまるい写真をクリック(タップ)してね。

アカハライモリ

Cynops pyrrhogaster / 有尾目イモリ科

準絶滅危惧
アカハライモリ
  • アカハライモリ
  • アカハライモリ

特 徴

背が黒く、腹が赤いことで知られる両生類です。
赤い腹は天敵への警告色で、皮フから分泌される液は、フグ毒とよく似た性質を持っています。
田んぼや池、小川といった流れの緩やかな水中に生息し、ミミズや昆虫などをエサとします。
日本では昔から黒焼きやイモリ酒として利用され、江戸時代には惚れ薬として知られていました。これは、繁殖期のイモリのオスが、熱心にメスへアピールする姿が人目を引いたからと言われています。

体長オス:80~100㎜
メス:100~130㎜
分布本州〜九州

トノサマガエル

Pelophylax nigromaculatus / 無尾目アカガエル科

準絶滅危惧
トノサマガエル
  • トノサマガエル

特 徴

オスの体は黄褐色、メスはオスより大きく白っぽい色をしています。背中の中央に明るい縦じまのあるスマートなカエルで、日本のカエルの代表格として古くから親しまれてきました。
繁殖期には田んぼや湿地の浅いところに、数個体から数十個体のオスが集まり、にぎやかなコーラスが日が沈む頃から朝まで続きます。
最近の都市部やその周辺では数が減ってきています。

体長オス:38~81mm
メス:63~94mm
分布本州〜九州

ニホンアマガエル

Hyla japonica / 無尾目アマガエル科

ニホンアマガエル
  • ニホンアマガエル

特 徴

灌木や草の上で生活している、どこでもふつうに見られる身近なカエルです。
体色は黄緑色から灰色までさまざまに変化します。アマガエルの皮フは、温度や湿度、光などに反応して変化しており、自ら周囲に合わせているわけではありません。
雨降りの中、あるいは雨が近づいて湿度が高くなると大きな声で鳴くので「雨蛙」と名づけられました。

体長オス:平均31mm
メス:平均35mm
分布北海道〜九州