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陸上昆虫(りくじょうこんちゅう)

昆虫は水辺の草地、周辺の畑や森林などのさまざまな環境に生息しており、主に春から秋のあたたかい季節に活発に活動する姿が見られます。昆虫には植物の葉を食べたり、花の蜜や樹液を吸ったり、ほかの昆虫を食べたりする種類もいます。また、昆虫の中には、トンボやトビケラなどのように、幼虫の時期は川の中で生活し、成虫になると上陸する種類もいます。
肝属川ではこれまでの調査で約2560種の陸上昆虫の生息が確認されています。

網を使ったり、目で見たり、鳴き声を聞いたりして調べたよ 山根くん
きもつきがわを代表する陸上昆虫を、ほんの少しだけご紹介!
下記のまるい写真をクリック(タップ)してね。

アオモンイトトンボ

Ischnura senegalensis / トンボ目イトトンボ科

アオモンイトトンボ
  • アオモンイトトンボ

特 徴

肝属川では最も多いイトトンボで、流れのゆるやかな水辺の草の上で とまっている様子がよく見られます。
オスは、胸部の側面が淡い緑色、腹端が水色をしています。

体長30~35mm
分布本州~沖縄
見られる時期4~11月

ベニシジミ

Lycaena phlaeas daimio / チョウ目シジミチョウ科

ベニシジミ
  • ベニシジミ

特 徴

名前のとおり、赤褐色のシジミチョウです。
明るい草地を好み、肝属川の土手などの河川でよく見られる蝶の一つです。
幼虫は、スイバやギシギシなどのタデ科植物を食べます。

前翅長16mm
分布北海道~屋久島
見られる時期3~12月

クマゼミ

Cryptotympana facialis / カメムシ目セミ科

クマゼミ
  • クマゼミ

特 徴

黒っぽいがっちりした体に、透明のハネをもつ日本で2番目に大きなセミです。
(日本最大のセミは、沖縄県石垣島と西表島で見られるヤエヤマクマゼミ)
おもに日の出から正午までの午前中に『シャア、シャア、シャア』と大きな声で鳴きます。
センダンやキンモクセイ、サクラなどについて、樹液を吸います。

大きさ60~65mm
分布本州~沖縄
見られる時期7月中旬~9月上旬

ゲンジボタル

Luciola cruciata / コウチュウ目ホタル科

ゲンジボタル
  • ゲンジボタル

特 徴

里山や平地の清流に生息し、卵からかえった幼虫は水中でカワニナを食べ、次の年にサナギになります。
発光するホタルの代表的な種類で、5月中旬から下旬頃に、川の流れの周りでポワ~ポワ~とゆっくり光りながら飛び交いますが、卵を産んで2週間ほどで死んでしまいます。
赤い胸部の中央に黒い縦筋があり、縦筋の真ん中が丸くふくらみます。

全長15mm
分布本州~九州
見られる時期4~6月

オオカマキリ

Tenodera aridifolia / カマキリ目カマキリ科

オオカマキリ
  • オオカマキリ
  • オオカマキリ

特 徴

名前のとおり大きなカマキリで、体色が緑色のものと褐色のものがいます。
林縁や林内の樹上で多く見られ、危険が迫ると威嚇姿勢をとります。
後翅(こうし・昆虫の二対のハネのうち、後方の一対)が紫褐色をしています。

体長70~95mm
分布北海道~屋久島
見られる時期8~11月