アシハラガニ
Helice tridens / 十脚目モクズガニ科
特 徴
河口に近いアシ原や草原で群れをつくり、地中に巣穴を掘って生活します。雑食性で、泥の中の小さな動植物や死がい、捨てられた生ごみなどを主食としている、干潟の掃除屋さんです。外敵が来ると巣穴に逃げ込みますが、大きなはさみを振り上げて威嚇したり、その場に伏せてじっと動かないこともあります。
大きさ | 甲幅30mm |
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分布 | 本州以南 |
見られる時期 | 1年中 |
カワニナ
Semisulcospira libertina / 吸腔目カワニナ科
特 徴
ゲンジボタルの幼虫のエサとしても有名な巻貝で、殻の形や大きさは変化に富みます。例えば、川の流れの速い上流域に生息するものは太く丸い姿をしているのに対し、流れの緩やかな下流域では細長い形になります。落ち葉や石に付いた藻などを食べます。ややきれいな水に棲む指標種です。
大きさ | 殻長30mm |
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分布 | 北海道〜沖縄 |
見られる時期 | 1年中 |
ミズカマキリ
Ranatra chinensis / カメムシ目タイコウチ科
特 徴
ほとんど流れのない川の水際や池沼、田んぼに生息しています。小魚やオタマジャクシ等を「カマ」になっている前脚で捕らえ、口吻(こうふん:とがったストローのような口)から餌の体内に消化液を注入し、肉を溶かして食べます。尾部にある長い呼吸管を水面に出して息をするので、長い間獲物をじっと待ち伏せできます。きたない水に棲む指標種です。
大きさ | 体長40~50mm |
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分布 | 北海道〜沖縄 |
見られる時期 | 4〜10月 |
ミズムシ
Corixidae / カメムシ目ミズムシ科
特 徴
湖沼や河川など、広い範囲に生息しています。浅く穏やかな水域の水底をゆっくりと這います。水中のワラジムシといった印象で、ワラジムシと同じように石についた藻類や枯れ葉などを食べます。水の汚れにとても強い生き物です。きたない水に棲む指標種です。
大きさ | 体長10mm |
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分布 | 北海道〜九州 |
見られる時期 | 4〜10月 |