九州地方整備局の職員になろうと思ったきっかけは?
仕事していて楽しい?
なかなか伝わらないホンネの部分を現役職員が答えます。
※本座談会は平成31年度(令和元年度)に実施したものです。
松尾
後藤さんは、九州地方整備局で働こうと思ったきっかけはなんだったんですか?
後藤
私は、大きな舞台で仕事がしたいと思ったからです。
設備の規模も国の方が大きいし、やりがいがあるかなって。
松尾
へぇー。
その志望動機は、面接の時に話したの?
後藤
はい!
おかげさまで、今こうして働くことが出来ています。
松尾
児玉さんはどう?
児玉
私は、災害の時の復旧活動に携わりたいと思ったのがきっかけです。
松尾
なんかすごい志望動機ですね。
児玉
私の実家の周辺が災害で被災したことがあって、その時にいろんな人に
助けてもらったことが影響してますね。
松尾
それだったら、自衛隊や消防の方がよかったんじゃないの?
児玉
私は運動は苦手なので…。
国土交通省のTEC-FORCEが技術力で災害復旧に対応しているのを
ニュースで見て、これだな!と思いました。
松尾
そういえば、児玉さんはTEC-FORCEではなかったけど、
災害対応で現場に派遣されてましたよね?
児玉
そうですね。
2年前の台風災害のあとでしたね。
道路とJRの線路が流されてしまって…
初日に現場に派遣されて、現場と災害対策本部の臨時回線を構築しました。
松尾
急に派遣されてびっくりしなかった?
児玉
正直、最初はちょっと緊張してました。
でも、ちゃんと先輩方から機器の操作の仕方は教えてもらって
いたので、意外とスムーズにできましたよ。
後藤
なにか現場で大変なことはなかった?
ご飯とか食べられたの?
児玉
現場は先輩と2名体制で入っていたので、空いた時間に休息しながら対応してました。
ご飯は、補給チームの方が準備してくれたので、目の前の活動に専念できましたよ。
松尾
九州は災害の多い地域だから、現場対応慣れしているもんね。
後藤
現場に派遣された感想としてはどうですか?
児玉
初めての災害でよく分かんなかったですけど、ニュースで報道されないところで、
たくさんの人が働いているんだなぁと思いました。
後藤
あのときは、電車も止まって大変だったもんね。
児玉
復旧後に、最初の電車が走っていくのを見たとき
「現場で頑張ってよかったなぁ」って思いましたよ。
松尾
学校で勉強したことって、なにか仕事上で役に立った?
後藤
正直あまりない…ですね(笑)
学校では電気の基礎的な部分しか勉強しないので…。
松尾
確かに…
この災害対策室もそうだと思うけど、実際に使用している機器は
学校にはあまりないだろうね。
児玉
あとは専門的な用語が多くて入省した当時は、
上司の言っていることが分からなくて大変でした。
松尾
そうだねぇICT分野は新しい技術がたくさん出てくるから大変だよね。
後藤
新しいことって、ワクワクする気持ちが50%、
覚えるのがしんどいって気持ちが50%ぐらいな気がします。
松尾
技術的な面は、誰かがちゃんとサポートしてくれてる?
児玉
職場の先輩が定期的に勉強会を開いてくれてますね。
若手同士で集まって一緒に学べるので、結構楽しく感じています。
松尾
なにか印象に残っている勉強会はある?
児玉
機械が壊れたときに、どうやって直すかをシミュレーションするのが
楽しかったですね。なんかRPGみたいで。
後藤
私は、測定器の使い方講習ですね。
職場にはいろんな測定器があっておもしろかったです。
松尾
ちょうど測定器あるけど、ちゃんと使えるかテストしていい?
後藤
あ、大丈夫ですよー。
もうだいぶ慣れたんで!
松尾
勉強したことがちゃんと身についてますね。
児玉
勉強会の後に、みんなでランチを食べに行くのも楽しいですね。
なぜか、いつも食べ放題の店に行ってて(笑)
後藤
そういえば、デザート食べ放題の店にも行きましたね(笑)
松尾
児玉さんは、ゆっくりだけどしっかり食べるもんねぇ。
児玉
はい!
おかげでこんなに成長出来ました!
後藤
松尾さんは仕事にやりがいを感じるところってなんですか?
松尾
そうだねぇ。
後藤さんの志望動機のとおり、大きな仕事が出来るってところかな。
松尾
いつもプロジェクトの予算規模だと億単位の仕事に関わることが出来るからね。
児玉
学生の頃から考えると、億単位の仕事って想像出来ないですね。
松尾
そうかもしれないねぇ。
でも、自分たちが企画・設計した設備が現場で動いている
のを見るのが、やりがいを感じるところかな。
後藤
他にはなにかありますか?
松尾
海外への技術協力事業に参加できるところかな?
国土交通省が培っている技術は、発展途上国の成長に必要な分野が多いからね。
児玉
すごいですね。
将来、そんな仕事ができたらいいなぁ。
松尾
国土交通省が扱っている技術ってすごく幅が広い。
だから、後藤さんや児玉さんが好きなジャンルがきっとあると思うよ。
そこを伸ばしていけば、すごい専門家になれるよ。
後藤
なんかまだまだやれることがありそうで楽しみですね。
松尾
いろいろ勉強して出来ることが増えていくのって
楽しいことだと思うよ。
児玉
それって、まだまだ勉強しないといけないってことですか?
松尾
ICTに携わっている以上は、一生成長しないとね!
とりあえずみんなで100才まで頑張りましょう(笑)