国土交通省に転職した職員へ「前職との違い」や「やりがい」について聞いてみました。
※新型コロナ感染拡大防止策としてTV会議での座談会を実施しております。
岩切
髙宮さんは、国土交通省に入る前の仕事はなにをしていたの?
髙宮
学校を卒業してから、家電メーカーP社で10年、その後転職して昨年まで、映像機器メーカーC社に16年間勤めていました。
岩切
すごいどちらも大企業!!仕事の内容はどんなことをしていたの?
髙宮
P社では、研究開発部門で、非接触ICカード、RFIDに関する研究開発を担当していました。
C社では、カメラの量産部門で、製品組立や部品実装に関する工程設定、量産技術の開発を担当していました。
岩切
大変そうだね。
髙宮
大変でしたが、やりがいのある仕事でしたので、楽しく仕事ができていました。
しかし、近年では、開発コスト、設備投資も抑えられ、自分が思うような仕事ができにくい環境になってきました。
メーカのキビシさが身に沁みました...。
岩切
松尾さんは、国土交通省に入る前の仕事はなにをしていたの?
松尾
他の官公庁に勤めてしました。
岩切
仕事の内容はどんなことをしていたの?
松尾
主に施設(庁舎等建築)に関する電気設備の工事発注・監督を行っていました。
岩切
なるほど。今の仕事とあまり変わりはない?
松尾
そうですね・・共通する部分はありますが、前の職場では、設備の維持管理がなく、また、防災関係もあまりなかったですね。
岩切
国土交通省に選んだ理由はなんですか?
髙宮
今までメーカで電気製品に関わる電気エンジニアとして仕事をしてきましたが、以前から大建造物・大構造物に関わる仕事に興味をもっていました。
そうしたところ、たまたまHPで国土交通省での人材募集があり、今度はメーカとは異なる環境で大きなものを扱うダイナミックな仕事がしたいと思い応募しました。
松尾
私は、前職が勤務地となる対象地域が全国(全国転勤)だったので、九州内で働けることを望んでいました。
また、できることなら前職の経験も生かせたいと思い、国土交通省の電気通信分野を選びました。
岩切
実際に働いてみてどう?
髙宮
仕事のスケールも大きくやりがいがありますね。
ただ、初めて聞く専門用語も多く、最初は(今も)戸惑いました。
岩切
どんな仕事が印象に残っている?
髙宮
担当した工事で、トンネル照明灯の更新工事(LED照明化)が印象に残っていますね。
交通規制など県警との調整、関連する工事との工程調整大変でしたが、電気代を年間数十万円コスト縮減ができ、地元の方々にもトンネルが明るくなったとおっしゃって頂き、達成感がありましたね。
岩切
松尾さんは、実際に働いてみてどう?
松尾
電気のみではなく、通信関係の仕事も多く覚えることが多くありますが、やりがいがありますね。
岩切
どんな仕事が印象に残っている?
松尾
雨量データや河川水位データを現地から監視する場所に無線伝送するテレメータ設備の整備ですかね。
テレメータ設備で扱っているデータが、NHKなど報道機関にリアルタイム伝送されていることや、各市町村の避難判断等に活用されている重要なデータであることを知って、使命感をもって取り組みましたね。
岩切
さすが社会人経験者。1年目とは思えない視野の広さ (゜Д゜)
岩切
職場の雰囲気はどう?
髙宮
とても良いです。
前の職場では、周りの職員がライバル意識もあり、殺伐とした雰囲気もありましたが、今は、分からないことも聞きやすく、働きやすいです。
松尾
年齢の近い先輩方も多く、分からないことも聞きやすい雰囲気ですね。
岩切
ちゃんと休みは取れてる?
休みをとりにくくない?
髙宮
休みはとれています。
休日は、こどもの柔道教室の指導を行ったり充実しています。
松尾
私も休みはちゃんと取れています。
バイクが趣味なので、熊本などにツーリングに行っています。
髙宮
バイク良いね・・私も若い時は全国各地良くツーリングに行きましたね。
岩切
今後どんな仕事をやってみたい?
髙宮
ダム事業など興味はありますね。
松尾
高規格道路など新しい道路を作る事業を行ってみたいですね。
岩切
最後に就活している方々にアドバイスをお願いします。
髙宮
民間企業経験者として、電気技術者として、民間企業では楽しくやりがいのある仕事はたくさんありますが、就職先の選択肢の一つとして、国土交通省を加えてみてください。民間企業にない視点、アプローチで公益のためのやりがいのある大きな仕事があります。
松尾
他の官公庁や民間企業など就職先の選択肢は様々ありますが、その中で地図に残るほど大きな施設(道路、トンネルやダムなど)の整備に携わることができる職場は極少数です。
携わった仕事が今後数十年にわたり、普段の生活に係わってくるため、大変感慨深く、やりがいを感じることが出来ます。