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国道の維持管理

国道は、以下の機能を有しています。
これらの機能を発揮させることを目的として維持管理を実施しています。

国道の機能

  1. 経済・社会活動の基盤としての中枢的な交通インフラとしての機能
  2. 国際物流や都道府県境を越える人流、物流を担う広域的な交通を確保する機能
  3. 災害時や降雪・豪雨等の異常気象時においても可能な限り交通を安定的に確保又は定時性を保持し、幹線道路交通の信頼性を確保する機能
  4. 都市内の空間を形成し、防災上や環境上も重要な影響を与える都市形成の視点等を踏まえるという空間形成機能

巡回

道路の異状や損傷、障害物等の危険要因を早期に発見し、道路の保全に努めるための情報収集や処理を行います。

作業頻度

平均交通量50,000台/日以上:1日に1回
平均交通量5,000台/日~50,000台/日:2日に1回

また、徒歩による巡回については、特別な事情がある区間(歩道及び管理用通路がない等)を除いて管内を年1回以上の頻度で実施します。

巡回写真1 巡回写真2 巡回写真3

清掃

道路清掃

  • 道路に溜まった土砂や枯葉などによるスリップ事故や排水溝の詰まりによる冠水被害の防止など、安全・安心に道路が利用できるように、また、走行の快適性や沿道環境の向上のために行います。

頻度

  • 年間1回(DID内:年間6回)を目安としつつ、塵埃量の実績に応じた適切な頻度を設定し実施
    (※DID:人口集中地区(人口密度が4,000人/km 以上の基本単位が互いに隣接して人口が5,000人以上となる地区))

方法

  • 路面清掃車による機械清掃を基本としています。

排水構造物清掃

  • 土砂の堆積状況等を勘案して1箇所あたり年1回を目安として行います。
  • なお、交通安全上危険な状況であるなど特別な事情がある場合には、上記によらず適切に行います。
    (特別な事情の例:落葉期の枯葉、台風、暴風被害の後、土砂が堆積しやすい場所の側溝、イベント対応)
排水構造物清掃写真1 排水構造物清掃写真2 排水構造物清掃写真3
排水構造物清掃写真4 排水構造物清掃写真5 排水構造物清掃写真6

除草

雑草の繁茂により建築限界内に障害が発生することを防止するとともに、通行車両からの視認性を確保するため、除草すべき箇所を限定抽出し、必要最小限の範囲で行います。

  1. 建築限界内の通行の安全確保ができない場合
  2. 運転者から歩行者や交通安全施設等の視認性が確保できない場合

道路の構造及び沿道の土地利用の状況、景観への配慮、通行の安全確保のため対応が必要であるなど特別な事情がある場合には、上記によらず適切に行います。

(特別な事情の例)

  • 害虫の発生や種子の飛散などにより、道路利用者や農作物への影響がある箇所
  • 景観地区など特に景観に配慮する必要がある箇所
  • また、年に複数回の除草が必要な箇所や作業時に交通への影響が大きい箇所等については、必要に応じて防草対策を行います。
除草写真1 除草写真2 除草写真3

剪定

植栽の繁茂により建築限界を浸す場合や道路標識が見えない場合、沿道からの車両の出入りの際の見通しが悪い場合など、安全な通行の確保や沿道環境の向上のために行います。

頻度

  • 高木・中低木:3年に1回程度。ただし、樹種による生長速度の違いや樹木の配置等を踏まえ、適切な頻度を設定します。
  • 寄植:1年に1回程度

特別な事情がある場合には、上記によらず適切に行います。
(特別な事情の例:落葉により、通行車両等への被害の可能性が高い樹種、景観地区など特に景観に配慮する必要がある地区)

剪定写真1 剪定写真2 剪定写真3
剪定写真4 剪定写真5 剪定写真6

道路の凍結対策

道路の凍結対策は、雪道における安全な通行の確保、路面凍結によるスリップ事故の防止のため行います。
凍結対策は、路面の凍結が発生しやすく、その影響が大きい区間を対象とし、原則、路面凍結が予想される場合には凍結防止剤(塩化ナトリウム)を散布し、路面凍結後には、融雪剤(塩化カルシウム)を20g/㎡程度を目安として、現場の状況に応じて適宜散布します。
なお、降雪が多い場合は、大規模な通行止めが生じないよう、また、一定程度の旅行速度が保たれるよう除雪を行います。
また、大雪時においては、関係機関と連携のうえ、必要に応じてチェーン装着規制や除雪のための通行止めを行います。

道路の凍結対策写真1 道路の凍結対策写真2 道路の凍結対策写真3

更新日:令和4年4月1日

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