嘉瀬川ダムの環境対策

環境への影響を減らすための設備

選択取水設備

平常時にダム湖より河川に水を流す設備で、農業用水・都市用水・河川に必要な水はこの設備を通って補給します。

平常時は上流河川水の水温に近い層の水を、洪水時には上流河川水の濁りに近い水を流し環境への影響を軽減します。

副ダム

嘉瀬川ダム副ダムは、堤高29.3mの台形CSGダムです。

副ダムにより、一定の湖面水位維持が可能となり、景観確保、湖面・湖岸利用者の親水効果、貯水池の荒廃化の防止及び洪水後の本ダム放流水の水質改善が期待されています。

※台形CSGダム(Cemented Sand and Gravel)とは…
ダムの型式の一つで、日本で開発された新しい技術に基づくものです。堤体の断面が台形で、CSG(河床砂礫や掘削材などの現地発生材にセメントを混ぜ合わせた材料)を使ったダムです。

 曝気装置

ダムで水を貯留することによって生じる藻類などの異常発生を富栄養化現象と呼んでいます。曝気装置でダム貯水池内に空気を送り込み、水の循環を促進させ、富栄養化を抑制させる装置です。

曝気装置イメージ図

曝気装置

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