大淀川流域の現状

大淀川は、3県5市17町2村にまたがる一級河川で、流域の面積が九州で2番目、本川の長さは4番目であり、九州でも有数の大河です。

流域内自治体5市17町2村の内、2県3市12町1村の16市町村において、大淀川が街の中心部を流れていて、平成18年現在で60万人の方々が生活して、様々に川を利用しています。

この流域で、平成3年に九州内の一級河川20水系で水質が最悪となりました。これを契機として、上記の16市町村の連携による「大淀川サミット」が平成5年から毎年開催され、水質浄化のために下水道整備や啓発活動などが行われてきました。

その結果、河川水質のBODの値は次第に改善されて、平成15年の水質は、九州内河川の水質ランキングで17位と向上しました。しかし、窒素とリンの濃度は、全国平均値を大きく超えている区間があり、総合的な河川水質は依然として良くない状況にあります。

なぜ大淀川は汚れてしまったのか?

水質状況の原因の一つに、河川環境に対する流域住民の意識が低い点にあることが、以前から多くの有識者によって指摘されており、その一例として河川敷へのゴミの投棄が挙げられています。


袋詰めで投棄された生活系ゴミ


橋下の不法投棄

 

 

 


【担当課:河川管理課】

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