第5章 3次元測量技術②

●1科目

レーザースキャナーを用いた測量として、間違いは次のうちどれでしょう?

   ①地上にレーザースキャナーを設置して地上から計測する「地上型レーザースキャナー(TLS)」

   ②車両にレーザースキャナーを搭載してピンポイントを計測する「地上移動体搭載型レーザースキャナー」

   ③無人航空機(UAV)にレーザースキャナーを搭載して上空から広範囲を計測する「無人航空機(UAV)搭載型レーザースキャナー」

 

●2科目

レーザースキャナー測量の特徴として間違っているのは次のうちどれでしょう?

   ①レーザースキャナー計測は、短時間で広範囲を計測できる

   ②レーザースキャナー計測は、悪天候の場合でも計測精度は変わらない

   ③レーザースキャナー計測は、計測位置によっては、計測精度が低下する場合がある

 

●3科目

レーザースキャナーの特性として誤っているのは次のうちどれでしょう?

   ①レーザースキャナーは、全周方向にレーザー光を照射してデータを取り込む

   ②レーザー光の入射角が極端に低下する場合は正しく計測することが出来ない場合がある。

   ③レーザースキャナーは、照射位置へまっすぐあたるため、雨や霧、雪などの気象に関わらず問題なく計測ができる

 

●4科目

地上型レーザースキャナー(TLS)による計測の工程として、間違っているのは、次のうちどれでしょう?

   ①標定点に必要に応じてターゲットの配置を行う。

   ②必要に応じて計測前に計測する点のピッチ(間隔)や計測範囲を設定しておく

   ③3次元データ(点群)処理は通常実施する必要はない

 

●5科目

用語の説明として、間違っているのは、次のうちどれでしょう?

   ①「基準点」とは、測量の基準とする点で、地球上の位置や海面からの高さが計測された測量の基礎となる

   ②「工事基準点」とは、監督職員によって指定された「基準点」を基に、施工などのために設置される基準点である。

   ③「標定点」とは、計測したデータを合成し3次元点群データへ変換する際に使用する座標点で、計測など実施せず自由に設置できる。

 

●6科目

地上型レーザースキャナー(TLS)による自己位置の計測について、間違っているのは次のうちどれでしょう?

   ①TLSの真下が死角となり、計測できないが、自己位置の計測が必要な場合がある

   ②死角となる箇所は、それぞれ別の場所からの計測で補うことができる

   ③全ての工事で、必ず自己位置の計測を実施しなければならない

 

●7科目

「地上移動体搭載型レーザースキャナー 」と「無人航空機(UAV)搭載型レーザースキャナー」の特徴について、間違っているのは次のうちどれでしょう?

   ①「地上移動体搭載型レーザースキャナー 」は、現場を移動しながら計測が可能だが、

    車両が計測を行いながら移動できる平坦性が必要である

   ②「無人航空機(UAV)搭載型レーザースキャナー」は、計測精度を確認するために「検証点」を設置する必要がある

   ③「無人航空機(UAV)搭載型レーザースキャナー」は、広範囲を短時間で計測することが可能で、

    飛行禁止エリアでない限り、現場条件に左右されない

 

●8科目

GNSSローバーの特徴として間違いは次のうちどれでしょう?

   ①GNSSローバーは、1名での作業を可能としているため、作業の効率化が見込める

   ②GNSSローバーは、精度が高いので、精度確認を行う必要がない

   ③GNSSローバーは衛星測位を利用しているため、計測精度は常に変化が生じる。

 

●9科目

「プリズム方式」と「ノンプリズム方式」の特徴として間違っているのは、次のうちどれでしょう?

   ①プリズム方式は1点ごとにターゲット(反射プリズム)を移動し、照準を合わせることで計測できる

   ②ノンプリズム方式は、レーザーを直接照射して、ターゲットを利用せずに計測できる

   ③両方式ともに、広範囲に渡る計測に向いている

 

●10科目

3次元測量技術の大切なポイントとして、正しいのは次のうちどれでしょう?

   ①無人航空機(UAV)を使った測量は、従来よりも精度が高く、広範囲を一度に計測できるため、メインとして活用すべきだ

   ②レーザースキャナーを使った測量は、気象状況に左右されないため、もっとも作業効率の向上が図れる

   ③測量の作業効率を向上させるためには、それぞれの測量技術の特徴を理解し、現場条件に合った技術を選択することが重要である

ページのトップへ