4.河川整備計画(案)に盛り込まない意見(集約)

学識経験者並びに流域住民の皆様からいただいたご意見のうち、河川整備計画(案)に盛り込まなかった主な意見と、その理由を以下に示します。

4.1治水に関するもの

NO 分類 該当するページ 提案者 意見 対応
1 治水 51 ハガキ 具体的な排水機場の整備計画を立案して欲しい。 内水対策については、過去の被害実績や浸水特性、土地利用状況等を踏まえ検討していきます。なお、具体的な整備箇所は決まっていないため、十分な検討を行った上で必要な箇所の対応を行います。
2 治水 55 懇談会 耐震対策や津波対策についてもう少し詳しく説明してはどうか。 耐震対策や津波対策の箇所や内容については今後詳細に調査検討した上で決定します。
3 治水 44 意見交換会 河床掘削による土砂流出を抑えるため、掘削は非出水期に実施し、出水期まで表面を植栽などで保護して欲しい。 河床掘削の開始時期、工法等については、河道特性、緊急性、安全性、環境への影響等を考慮して整備を進めていきます。

ページトップへ

4.2利水に関するもの

NO 分類 該当するページ 提案者 意見 対応
1 利水 56 懇談会 渇水対策として涵養林の造成等記載してはどうか。 森林保全や整備については、河川管理者が直接実施する立場にありませんが、治水・利水における森林の重要性については認識しております。また、我が国を代表する科学者からなる組織「日本学術会議」の答申(平成13年11月)により、森林と河道整備、ダム等が一体となって治水の安全度と利水が確保されると認識しております。

ページトップへ

4.3自然環境に関するもの

NO 分類 該当するページ 提案者 意見 対応
1 環境 27,31 懇談会 樹木群と河畔林の使い分けを専門家に確認して欲しい。 河畔林と樹木群の区別は特にありませんが、水際に面する樹木について河畔林と記載しています。
2 環境 44 懇談会 河道掘削、樹木伐採については必要性、並びに、環境・景観への配慮についてもう少し詳しく説明してはどうか。  河道掘削、樹木伐採及び環境への配慮については、計画案「p44 河道の流下能力向上のための方策」に記載していますが、具体的には有識者の意見やモニタリング調査等を踏まえて整備を進めていきます。

ページトップへ

4.4空間利用に関するもの

NO 分類 該当するページ 提案者 意見 対応
1 利用 57 意見交換会
ハガキ
明磧橋~七瀬川合流点までの右岸を公園整備して欲しい。 公園や遊歩道等の整備は、治水上の機能に支障がない範囲で地方自治体等が整備する場合がありますが、河川管理者が直接整備する立場にはありません。なお、河川空間の利用を促進するため、親水性の向上、環境学習及び自然体験の場づくりに、自治体等と連携を図りながら取り組んでいきます。
2 利用 57 意見交換会 大分川は大分市の中心的な存在なので、小野鶴橋上流から国分、横瀬にかけて、両岸の田畑や旧河川敷を利用して遊歩道を整備して欲しい。
3 利用 57 意見交換会
ハガキ
国分橋上流右岸の高水敷をグランドゴルフ場などに整備して欲しい。
4 利用 57 意見交換会 桜と梅を両岸に植えて名所にするなど、自然と共生したまちづくりをして南大分の活性化に結びつけて欲しい。 桜などの植樹については、河川管理者が実施する立場にありませんが、治水上の機能に支障のない範囲で地方自治体が整備する場合は連携・支援に努めます。
5 利用 57 ハガキ 桜並木などを整備して欲しい。
6 利用 57 懇談会 大分川と七瀬川の合流点付近は良い環境なので環境整備を考えてはどうか。 七瀬川合流点付近及び宗方地区については、地域と協議しつつ計画を進めていきます。
7 利用 59 懇談会 宗方地区の環境整備に水辺の楽校は記載できないか。
8 利用 57 意見交換会 川の近くで車を止める場所を整備して欲しい。川の中の駐車場は利用できないか。 河川整備は洪水に対する治水安全度の向上、利水や河川環境の保全整備を目的に行うものであり、グランドや駐車場整備などについては河川管理者が実施する立場にありません。治水上の機能に支障のない範囲で地方自治体が整備する場合は連携・支援に努めます。
9 利用 57 意見交換会 府内大橋下流左岸の駐車場を一般に開放することはできないか。
10 利用 57 公聴会 河川敷の駐車場を増やし、管理等も住民にまかせて、川への接点を多くすることが必要。
11 利用 75 意見交換会 府内大橋上流左岸のグランドが出水後一時的に使えなくなるので、良い方法はないか。

ページトップへ

4.5管理に関するもの

NO 分類 該当するページ 提案者 意見 対応
1 管理 65 意見交換会 地元の住民が樹木伐採を実施しても良いか。 河川区域内の土地で土砂等(竹林や笹を含む)の採取をする場合は、極めて少量かつ一時的な場合を除いて、河川法に基づく許可申請が必要です。自己判断で木や草の採取を行う場合は法律違反となる恐れがあります。

ページトップへ

4.6その他

NO 分類 該当するページ 提案者 意見 対応
1 その他 40,43,56 懇談会 「河川の適正な利用及び流水の正常な機能の維持に関する」はタイトルが分かりづらい。 指摘のタイトルは、河川法(第1条)に基づく用語を記載しています。
2 その他 6 懇談会 温泉は成り立ちや利用のされ方などがそれぞれ違うので、湯平温泉を記載する必要があるのではないか。 大分川流域には、大小様々な温泉が約10箇所あり、上流観光資源の代表として湯布院温泉・長湯温泉を記載しております。また、湯布院温泉は由布市湯布院町にある温泉として湯平温泉、塚原温泉等を含んでいます。 

ページトップへ

ページのトップへ