これまでのあゆみ
雲仙で誕生した先進事例
無人化施工
噴火活動が続く中での砂防工事は、作業員に危険が及びます。このため遠隔操作によって施工機械を動かし工事する無人化施工技術を開発しました。
当初遊砂地の除石工事から始まった技術はその後の技術開発の進展によって、
砂防ダムの堤体の築造や、スリットダムの据え付けなどや、さらには通信技術や情報処理技術の進歩により、
情報化施工の先駆的な取り組みを行い、超遠隔操作も実施しています。
現在も溶岩ドームが崩壊する危険があるため、引続き無人化施工を行っています。
雲仙方式の無人化施工は、設計から施工計画、施工管理、情報化施工、無線マネジメントなど、総合的な施工技術です。雲仙発の無人化施工技術は、有珠山や三宅島の噴火などの際にも災害対策のために導入され、最近では、東日本大震災や中越地震、鹿児島県の船石川深層崩壊、桜島及び紀伊半島の天然ダム対応など、さまざまな場面で活用されています。
大型無人化施工機械