平成18年7月下旬、川内川では、記録的な豪雨に伴い、甚大な浸水被害が発生し、川内川の中流に位置する鶴田ダム では、流入量とほぼ同量を放流する「計画規模を超える洪水時の操作」に移行しました。
この水害を契機に、河川管理者として地域の方々へ、ダムの操作やダムの洪水調節能力の限界等をわかりやすく説明できていなかったことを反省し、 鶴田ダムの操作方法及び情報提供のあり方について、様々な視点から意見を聴取し検討することを目的として、平成18年から平成23年度にかけて 「鶴田ダムの洪水調節に関する検討会」を開催し、さらなる洪水調節容量の確保等の一定の成果をあげてきたところです。
また川内川流域では、平成18年7月の洪水に対し、治水安全度の向上を図るため、 激甚災害対策特別緊急事業及び 鶴田ダム再開発事業等のハード対策を推進するとともに、 「川内川水害に強い地域づくり推進協議会」においてアクションプログラムを策定し、 ソフト対策も地域の方々と共に進めているところです。
今後も河川管理者として、引き続きダムの操作等にご理解を頂くだけではなく、更なる地域の防災力の向上や河川の協働管理等を推進するため、 河川管理者と地域が一体となった「鶴田ダムとともに水害に強い地域づくりを考える意見交換会」を設立しました。
リンクをクリックするとPDFデータが表示されます。
第1回 意見交換会(平成24年11月12日開催)
- 議事次第・座席表
- 設立趣旨書
- 洪水調節に関する検討会概要
- 水害に強い地域づくり~アクションプログラム取組状況~
- 地域住民との協働管理の紹介
- 平成24年度の鶴田ダム洪水調節について
- 平成24年度 川内川の出水状況及び激特事業の効果
- 鶴田ダム再開発事業の概要