概要

中九州横断道路 概要

中九州横断道路は、大分市と熊本市を結ぶ延長約120kmの地域高規格道路として、平成6年12月に計画路線に指定された道路です。この道路が整備されると、大分市、熊本市を中心としたそれぞれの都市圏を相互に連絡し、両県の交流を促進するとともに、沿道地域の産業発展、地域活性化が期待されます。また、九州縦貫自動車道及び東九州自動車道と連絡されることにより循環型ネットワークが形成され、地域間の交流が活性化されるとともに、災害時においても信頼性のある道路として地域の安全・安心に大きく貢献します。

竹田阿蘇道路 概要

『竹田阿蘇道路』は、中九州横断道路の一部として竹田ICから波野IC(仮)までの延長約22.5㎞の自動車専用道路です。

※高規格道路については、高規格幹線道路、地域高規格道路(計画路線)、その他計画段階評価等調査が進捗している路線等をベースに選定。

路線名 中九州横断道路 竹田阿蘇(たけたあそ)道路
起 点 大分県竹田(たけた)市大字会々(あいあい)
終 点 熊本県阿蘇(あそ)市波野(なみの)大字小地野(しょうちの)
延 長 22.5km
道路規格 第1種第3級(2車線)
道路幅員 W=12.0m
設計速度 80km/h
事業化 平成31年度

 

標準横断図

 

整備効果1 防災機能の向上

並行する国道57号は急カーブや上り下りが多く、また落石等の災害が発生する可能性があります。

竹田阿蘇道路の整備により、そのような箇所を通る必要がなくなり、災害時の救援活動等においても機能する道路となります。

国道57号(竹田阿蘇道路の並行区間)の通行止め状況

 

整備効果2 地域産業活動の支援

沿線地域は、高原野菜の生産が盛んで、トマトやキャベツの西日本の有数の産地です。

竹田阿蘇道路の整備により、大分市や熊本市の卸売市場まで、揺れが少なく早く輸送することができるようになり、高原野菜を新鮮なまま届けることができます。

 

整備効果3 地域医療活動の支援

竹田阿蘇道路の整備により、第3次救急医療施設(高度処理が必要な重篤患者への対応機関)までの救急搬送時間が短縮し、60分以内で到着できる人が増加します。

第3次救急医療施設への60分圏域

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