ダム建設の目的

山国川の豊かな自然環境と私たちの暮らしとの共生を目指して

山国川の豊かな環境資源を有効に活かしながら、安全で安心して暮らしていくためには、川の水の流れを適正に管理していく“治水”と、川の水の効果的な利用を図っていく“利水”という2つの取り組みを、河川本来が持つ自然の環境を維持しながら進めていく必要があります。そして、耶馬渓ダムはこれらの取り組みを行うことを目的として、昭和60年に大分県耶馬溪町の山国川の支流である山移川に造られました。

治水とは・・・

洪水による氾濫から、住民の生命・財産と、それをとりまく生活環境を守るため、河川の流水を適正に管理する取り組みをいいます。

利水とは・・・

日常生活や産業に必要な水道用水工業用水、また不特定用水(農業用水等、従来より行われていた取水を確保したり、河川の流水を維持するための用水)を河川から取り入れ、生活・産業の安定・向上と、生活環境の保全を図っていくため、河川の水を利用分配・管理する取り組みをいいます。

耶馬渓ダムの歩み

昭和45年  5月 柿坂ダム調査事務所設置
昭和47年  5月 耶馬渓ダム工事事務所設置(改称)
昭和49年  2月 耶馬渓ダム建設に関する基本計画の告示
昭和51年  3月 耶馬渓ダム建設容認の基本協定締結
昭和54年  4月 ダム本体基礎堀削工事着工
昭和56年  3月 ダム本体コンクリート打設開始
昭和56年  6月 耶馬渓ダム「定礎式」
昭和57年  4月 耶馬渓発電所工事着工
昭和58年12月 耶馬渓ダム本体コンクリート打設完了
昭和59年  3月 耶馬渓ダム試験湛水開始
昭和60年  3月 耶馬渓ダム・耶馬渓発電所竣工
昭和60年  4月 耶馬渓ダム管理所発足(管理開始)
平成  3年  4月 「山国川ダム・堰統合管理事務所」発足
平成15年  4月 事務所名を「山国川河川事務所」に変更

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