事業案内

よくある質問

目 次

Q1.内水災害って何?
Q2.内水災害を防ぐ方法はあるの?
Q3.河道掘削ってどんなことをするの?
Q4.堤内地って何?
Q5.河川改修事業でなぜ橋の架け替えをするの?
Q6.樋門・樋管って何?
Q7.河川敷でバーベキューをしても良いの?
Q8.河川敷でドローンを飛ばして良いの?
Q9.河川敷で花火をしても良いの?

Q1.内水災害って何?

A1.水門を閉めることによって、支流(小さな川)の水が本川(大きな川)に流れ込めなくなり、家屋が浸水することです。

水害というと一般的には堤防から水があふれる洪水(専門的には外水と呼んでいます)をイメージされる方が多いと思いますが、内水は洪水が堤防から直接あふれるのではなく、「本流の堤防の中の水位」と「本流に流れ込む支川(以下、支流)の水位」が逆転するために起こる現象です。

普段の水の流れ
洪水時の流れ
普段支流の水は本流に向かって流れ込みます。
しかし、本流の水が増えて水位が上がると水位の高さが逆転し、本流の水が支流に向かって逆流します。
そのため、水門を閉めて逆流を防ぎますが、支流の水は行き場を失うので、より低い場所を求めて流れていきます。

Q2.内水災害を防ぐ方法はあるの?

A2.土地の形状や川の大きさ、雨の降り方などによって違いますが、その地域にあった方法を見つけることが重要です。

内水による被害を防ぐには、いろいろな方法があります。
(A)ポンプによって強制的に支流の水を本流にくみ上げる方法が有名ですが、土地の形状や川の大きさ、雨の降り方などによって、ポンプでは浸水を防げないこともあります。
このため(B)支流の堤防を高くしてあふれないようにしたり、(C)一時的に水をためる場所をつくったりします。さらにこれらの方法を組み合わせるなど、その地域にあった方法を見つけることが最も重要になります。

Q3.河道掘削ってどんなことをするの?

A3.川の中の土を掘って、より多くの水を流せるようにします。

川の土を掘って川の断面積を増やせばそれだけ多くの水を流すことができます。そうすれば、川の土を掘る前よりも川の水位が下がり、より安全な川になります。

Q4.堤内地って何?

A4.堤防によって守られている土地のことを堤内地と言います。

Q5.河川改修事業でなぜ橋の架け替えをするの?

A5.川の水を流れやすくするためです。

径間(橋の橋脚と橋脚の間隔)が狭い橋(図①)は、水害の時には流木などが橋脚と橋脚の間に横たわるようにして引っかかり、川の水の流れを妨げてしまいます。
そのため、川の水が下流に流れず。水が嵩上げされ水位が上がり、堤防を越えて住居などのある堤内地に流れ込んでしまいます。(図②)
もし、堤防を水が越える状態が長く続くと堤防が決壊してしまい、甚大な被害が生じてしまいます。
一方、径間の広い橋(図③)だと流木などが引っかかりにくくなり、川の水の流れがスムーズになります。そのため、水も嵩上げされることなく、下流へ流れていきます。(図④)
このように、川の流れの阻害要因を無くし川の流れを良くするために、橋の架け替えを行います。

Q6.樋門・樋管って何?

A6.堤防を通っている水路の水を調整する施設です。

川をよく見てみると右写真のような施設があると思います。これは排水樋管と呼ばれる施設で、門を開け閉めすることによって川に流れ込んでくる水の量を調節しています。同じ目的の施設で排水樋門と呼ばれる施設があります。
樋管と樋門の違いは、施設が比較的大きなものを排水樋門、小さなものを排水樋管と呼んでいますが、大きさの明確な基準はありません。
学頭排水樋管

Q7.河川敷でバーベキューをしても良いの?

A7.河川敷でバーベキューをすることについては、下記の取り扱いとなっています。

・河川敷地は河川公園等として市や町が管理している箇所があり、箇所毎に利用ルールがありますので、公園管理者等に確認が必要です。
・現地が国か自治体どちらの管理かわかりにくい場合は当所のホームページにて公開されている管轄の出張所に連絡して確認をお願いいたします。
(管轄出張所については事務所ホームページ参照http://www.qsr.mlit.go.jp/onga/access.html
・国管理の河川敷においてバーベキューをする場合は、近隣にお住いの方や他の河川利用者の迷惑とならないよう十分に注意してください。
・騒音や火事やゴミ等を気をつけて頂ければ、河川敷におけるバーベキューについては、自由使用で許可は必要ありませんが、多人数でされる場合や場所(住宅、河川公園や工事現場の近隣等)によっては、届出書の提出が必要な場合がありますので、管轄出張所にご確認ください。
・最近、河川敷の火事が各地で発生しておりますので、直火でのバーベキューは行わないでください。
・燃えやすいもの(枯草等)の近くや橋の下は避け、安全な火の取り扱い及び確実な火の後始末を行うようにお願いいたします。
・河川敷地内での器具の洗浄等やゴミの投棄は行わず、全て持ち帰るようお願いします。
・天気予報等に注意し、河川の増水等には十分お気を付けください。
・安全に留意しマナーを守った利用をお願いすると共に、騒⾳等の苦情が寄せられた場合は、利⽤を制限させていただくことになります。

Q8.河川敷でドローンを飛ばして良いの?

A8.河川敷(河川区域)での無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行行為のみについては、航空法にて適切に登録された、若しくは登録の必要の無い無人機を使用することは、散策、魚釣リなどの河川敷利用同様、「自由使用」の範囲内と考えられ、現在のところ規制は行っておらず、河川敷利用にあたっては、河川管理者への法的な手続は必要ありません。 しかしながら、以下のような航空法に基づき規制がかかっていたり、公園管理者の許可がない飛行は、散歩、サイクリング、釣りその他の利用者に危険を及ぼす状況があれば飛行はできないものとなっています。
以下を十分に踏まえていただき、事前の確認をしていただくと共に、騒⾳等の苦情が寄せられた場合は、利⽤を制限させていただくことになります。

・一般の河川敷利用者によるイベント等の開催届出が提出されていることもありますので、場所・飛行内容・時期・規模等について、管轄出張所へ事前に問合せいただきご確認ください。
・河川法以外の法的規制として、航空法の規制を受けるものについては、別途航空法に基づく許可又は承認等が必要となりますので、航空法を所管する機関[空港事務所等]へお問い合わせ願います。
・河川敷には、地元自治体などが許可を受けて施設を整備した公園や広場等があり、ここを利用する場合には、公園等の利用ルールがあるので、施設の管理者に確認が必要です。
・採草地として許可を受け牧草等の栽培を行っているところもあり、管理者の同意が必要な場所もあります。
・場所によっては、自衛隊基地の飛行空域やDID等航空法による規制を受ける区域になっている箇所もあります。
・河川管理者が把握しておく必要がある場合(他の利用者がいる場所でドローンを飛行させる場合や組織的に行うドローンの研修等)や場所(住宅、河川公園や工事現場の近隣等)によっては、「届出書」を提出していただくことがありますので、管轄出張所にご確認ください。
(管轄出張所については事務所ホームページ参照http://www.qsr.mlit.go.jp/onga/access.html

Q9.河川敷で花火をしても良いの?

A9.河川敷で花火をすることについては、以下の取り扱いとなっています。

・河川敷地は河川公園等として市や町が管理している箇所があり、箇所毎に利用ルールがありますので、公園管理者等に確認が必要です。
・現地が国か自治体どちらの管理かわかりにくい場合は当所のホームページにて公開されている管轄の出張所に連絡して確認をお願いいたします。
(管轄出張所については事務所ホームページ参照http://www.qsr.mlit.go.jp/onga/access.html
・国管理の河川敷において花火をする場合は、近隣にお住いの方や他の河川利用者の迷惑とならないよう十分に注意してください。
・騒音や火事やゴミ等を気をつけて頂ければ、河川敷における花火については、自由使用で許可は必要ありませんが、多人数でされる場合や場所(住家、公園や工事現場の近隣等)によっては、届出書の提出が必要な場合がありますので、管轄出張所にご確認ください。
・騒⾳等の苦情が寄せられた場合は、利⽤を制限させていただくことになります。
・最近、河川敷の火事が各地で発生しておりますので、河川敷で打ち上げ花火等は行わないでください。
・バケツに水を準備し、家族等が手持の花火をする程度とされるようにお願いいたします。
・夜の河川敷は照明が届かず見通しが悪いため、転倒や河川への転落等の事故が発生する可能性もあります。足下の起伏等に注意する他、水面からの距離を十分に取る等安全にご配慮ください。
・天気予報等に注意し、河川の増水等には十分お気を付けください。


PageTop