7.本明川ダムの経緯

7.本明川ダムの経緯

 

 今週末の7月25日は未曾有の被害をもたらした諫早大水害から63年目になります。今年は新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大防止のため、万灯川まつりの多くの催しは中止となってしまいましたが、それぞれの場所から、大水害の再発がないよう、改めて考えを巡らせていただけると幸いです。

 

 最終回は本明川ダム建設の経緯についてお伝えします。 諫早市街地を洪水から守るため様々な方法の検討の結果、洪水調整や流水の正常な機能維持(渇水時の良好な河川環境の維持等)のためには、本明川ダムの建設が最も有効であると考えられました。

 

 本明川ダムは台形CSGダムという新しい工法で計画されています。これはセメント(C)、砂(S)、礫(G)、水を加え、練り混ぜた材料を用います。これによって通常のコンクリートダムでは破棄してきた材料も有効活用でき、製造工程も簡素化することができます。また、ダムの形を台形にすることで、安定性が増します。

 

 一方で、ダム建設により水没する地域にお住まいの方々のご協力の上でダムの建設が可能となり、私たちの安全・安心や水の安定的な利用につながっていくことを忘れないようにしましょう。

 

 写真や図を併せてより詳細に解説しておりますので、以下のパネルを是非ゆっくりとご覧いただき、理解を深めていただけると幸いです。

 

    これまで7回にわたり、連載をご覧いただきありがとうございました。引き続き本明川の整備に関して、ご理解、ご協力のほどよろしくお願い致します。

 

        

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