1.被害の概要
昭和32年7月25日、諫早市は未曾有の大水害に直面しました。
25日の正午以降に雨脚が強まり、市内中心部を流れる本明川の上流で土石流が発生し、川が氾濫しました。本明川にあった石造の眼鏡橋は、その頑丈さゆえに土石流をせきとめ、市街地への被害をさらに拡大させてしまいました。このことは写真のインパクトも強く広く知られていますが、その他にも、そもそも被害を受けやすい地形であったこと、この日は想定を超える雨量であったこと、その雨に対して川幅が足りず、溢れ出てしまったこと、また夕方に一時雨脚が弱まったため市民に油断が生じたこと、停電のため避難勧告・指示が十分に伝わらなかったことなど…様々な原因により大水害となりました。
結果的に、諫早市では630名もの尊い命が奪われてしまいました。
このことを教訓に、本明川の現在における治水計画や防災対策が実行されています。
今回は諫早大水害の概要についてパネルでお伝えします。
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