道路施設の現状

令和5年4月1日現在

管内の橋梁においては、建設から50年以上経過したものが126橋(38%)を占めており、平均年齢は41歳です。
また、50年以上経過した橋梁は、10年後には177橋(53%)、20年後には253橋(70%)まで急激に増加していきます。

点検結果 H30~R4(5カ年)

管内の橋梁、トンネル、道路附属物等について、早期に措置を講ずべき状態(判定区分Ⅲ)は、橋梁が50橋(12%)、トンネルが1箇所(11%)、道路附属物等が14箇所(17%)です。

メンテナンスサイクルでインフラの長寿命化

道路施設を長く大事に保全するためには、定期的に点検を行い、早期に損傷を発見し、架替や大規模補修に至る前に対策を実施することが必要です。
この『予防保全』の考え方による対策で、補修コストも安価となり、橋梁の寿命も延び、ライフサイクルコストの縮減になります。点検→診断→措置→記録→(次の点検)の業務サイクルを通じて、長寿命化計画の内容を充実し、予防的な保全を進めるメンテナンスサイクルを進めています。

道路メンテナンス会議

自治体の三つの課題(人不足・技術力不足・予算不足)に対して、国が各都道府県と連携して、支援方策を検討するとともに、それらを活用・調整するため、「道路メンテナンス会議」等を設置し、平成26年度から毎年開催しています。

福岡県道路メンテナンス会議の会議資料はこちらからご覧下さい

道路施設の補修

定期点検等により、対策が必要と判断された個所について計画的に補修等を行っています。
損傷事例として、コンクリートのひび割れ、はく離、鉄筋露出があります。

補修事例

国道3号八幡トンネル

位置 北九州市八幡東区西本町
延長 120m(12スパン)
竣工 1951年(築67年)