河川学習プログラム > 遠賀川のお魚ガイド

上流の魚

遠賀川は”きたない川”の代表のように言われていますが、その上流は短いけれど”美しい流れ”があります。
大きな岩と早い流れ、そして水面をおおう樹木。そこには、冷たい水を好む魚や、早い流れにもへっちゃらな魚が住んでいます。
魚を捕まえるには”釣り”が一番かな?石の下に追い込んでの”手づかみ”もやってみれば!
また、水中メガネで潜ってみると、別の世界が広がるよ。

千手川(嘉穂町)の写真
1.千手川(嘉穂町)
大分川(筑穂町)の写真
2.大分川(筑穂町)

お魚ガイド 上流

名称 ガイド すがた
ヤマメ この魚が住んでいる場所は、夏でも水が冷たく、餌となる水生昆虫がたくさんいます。
遠賀川では数も少なく釣るのは大変。
ヤマメ釣りには、ルールがあって10月1日から翌年の2月末まで釣ってはいけない。
ヤマメの写真
タカハヤ 遠賀川のコイの仲間では、最も上流まで生息しているけど、平地の小川にもいる。
日本には、この魚とそっくりな「アブラハヤ」がいるが、遠賀川にはいない。 ここでは、タカハヤのことを”アブラッパヤ”と呼ぶのでまちがいやすい。
タカハヤの写真
カワムツ 遠賀川の上流域では、いちばん数の多い魚だと思う。
夏の産卵期のオスは、顔付きが変わり体の色もハデになる。川岸を歩いていると、産卵に立ち会うことができるので注意して歩こう。
カワムツの写真
カワヨシノボリ 上流域に多いハゼの仲間で、腹ビレが吸盤状になっている。同じような所にいる他のヨシノボリの仲間に比べて、大きな卵を少なく産む。石をひっくり返して卵を見つけても、直ぐもとに戻してやろう。 カワヨシノボリの写真
カジカ 遠賀川では、いちばん数が減ってしまった魚だと思う。「カジカがいる!」と言われて、あわてて飛んでいったら”カジカガエル”を見せられ、目が点になったことがある。同じ名前だけど、カエルと魚じゃ大違い。 カジカの写真
イシドジョウ 今のところ九州では、遠賀川と紫川(北九州市)だけでしか確認されてない。とても小さなドジョウで、初めて手に取ったときは「なんじゃこりゃ!」と思った。カジカと同じように、持ち帰らないでほしい。 イシドジョウの写真


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