河川学習プログラム > 遠賀川のお魚ガイド

河口の魚

海水と淡水が混じり合う所で、このような水が好きな魚や「ちょっと遠賀川を見に来た!」というような海水魚がいたりします。また、川と海を往復しないと子孫を残せない魚にとっては、河口は川の出口であり、入り口でもあります。河口堰があるので、この”不思議な水”の範囲は狭いのですが、ここに直接流れ込む西川などは、海水の影響を受ける区間が長いようです。”魚オヤジ”の家から遠いので、あまり調べてなかったけど、河口近くに住む皆の為にも、これから頑張ろうと思っています。

八木山川・岩瀬(富田町)の写真
11.遠賀川河口(水巻町・芦屋町)

お魚ガイド 河口

名称 ガイド すがた
マハゼ 河口の魚で最も知られているのがこのマハゼ。しかし、投げ釣りで、みんなが「ハゼ=マハゼ」と言っている中には、しっかりとした別の名前(別種)を持っている魚も多い。「何か変だな?」と思ったら図鑑で調べよう。 マハゼの写真
ヒナハゼ

ハゼの仲間には「これでも大人!」と言いたくなるような小型の魚もいる。このヒナハゼも全長3cm。また、形や色も様々で、泥底にはミミズのようなヒモハゼ、体が透き通って見えるシロウオもいる。

ヒナハゼの写真
ウナギ

かば焼き、うな丼とスーパーや商店街では、何匹も見かけるけど、遠賀川でウナギを探すとなると大変。ウナギは親が川から海に出て産卵し、稚魚が川をのぼる。平成11年の調査では河口から約50kmの千手川で確認した。

ウナギの写真
アユ 遠賀川にアユ?しかも河口で・・?、みんながおうちの人に聞いたら「ウソやろ」と言われるかもしれない。だけど写真のアユは、平成14年3月25日に河口で私が捕まえた。アユは遠賀川のことを川と認めてくれているようだ。 アユの写真
イダテンギンポ 平成13年の夏、河口堰管理支所で実施した”投網教室”で初心者の投網にかかった可哀想な魚。平成2~7年の「河川水辺の国勢調査(建設省)」において九州では、大分県の番匠川で記録されている。私も初めて実物をみた。 イダテンギンポの写真
コショウダイ この魚も”投網教室”の産物。私がこの魚を初めて見たのは、鹿児島と沖縄の間にある「トカラ列島」の夜釣りでのこと。60cmを超える成魚だったが、10年後その幼魚を遠賀川で見るとは思わなかった。 コショウダイの写真


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