答え:現地で発生する砂(S)や礫(G)に、セメント(C)、水を加え練り混ぜた材料を用い、
堤体の断面を台形としたダムです。①設計、②材料、③施工の 3つの合理化により、
「建設コストの縮減」と「環境に与える影響の低減」が可能となります。
答え:ダム建設中は、工事の濁り水により下流河川の水質が悪化しないよう対策に努めます。
ダム完成後には、ダム湖の水を空気の力により循環させる曝気循環設備を設置しアオコ等の発生
や富栄養化による水質悪化を低減します。また、取水する水深を選べる選択取水設備を設置して
ダム湖の水温の分布や濁りの状況を確認しながら取水、放流を行います。
答え:本明川ダム建設予定地では、地表から確認できる地質の調査、地表から見えない地中については
ボーリングによる調査や調査横坑(基礎岩盤に掘った小規模なトンネル)で基礎岩盤の強さを確
認する試験等を実施しています。
地表部のゆるんだ部分は取り除き、安全性が確保できるダムを造っていきます。
答え:昭和32年の諫早大水害では、大雨による洪水が堤防を越えるなどして上流部から諫早市街地部に
わたり甚大な被害が発生しました。諫早大水害規模相当の洪水に対して、諫早市街部を含む本明
川沿川地域の洪水氾濫を防ぐため本明川ダムの建設や河川堤防を整備し、上流から流れてくる洪
水を堤防の中で安全に河口(諫早湾干拓調整池)まで流すことができます。
一方、諫早湾干拓事業は、高潮や大雨時に調整池の水位を調節することにより、整備された干拓
地の排水不良を防ぐよう防災機能を強化するものです。
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