【1】開催日時
平成7年9月8日(金) 13:30~15:30
【2】開催場所
ニュースカイホテル(24階スカイホール)
熊本市東阿弥陀寺町2番地 TEL 096-354-2111
【3】出席委員(敬称略)
- 熊本大学法学部教授 江藤 孝
- 熊本大学理学部教授 岩崎 泰頴
- 九州共立大学学長 長 智男
- 九州東海大学農学部教授 戸田 義宏
- 熊本県立大学総合管理学部長 米沢 和彦
- 熊本県知事 福島 譲二
- 人吉市長 福永 浩介
- 相良村長 高岡 隆盛
- 五木村長 西村 久徳
- 熊本県議会議員 高田昭二郎
- 相良村議会議長 恒松 新
- 五木村議会議長 照山 哲榮
【4】配付資料
1.議事次第
2.設立趣意書
3.審議委員会設置・運営要領(案)
4.川辺川ダム事業の主な経緯
5.事業概要書
6.川辺川ダム事業について(平成7年8月)
7.川辺川ダムサイトの地質とダム型式について(平成6年10月)
8.川辺川ダムの設計と地震時における安全性について(平成7年7月)
9.頭地地区の代替地の造成について(平成7年8月)
10.川辺川ダム事業における動植物に良好な環境の保全と創造(平成7年9月)
11.川辺川ダム事業における良好な水環境の保全と創造(平成7年9月)
12.「子守唄の里づくり計画」のあらまし(平成7年3月)
【5】議事次第
1.九州地方建設局長挨拶(九州地方建設局河川部長による代理挨拶)
2.委員の紹介
3.委員長の選出
4.議事
[1]委員会の進め方について
[2]川辺川ダム事業についての説明
1)川辺川ダムの事業概要について
2)川辺川ダムの経緯について
[3]審議
【6】議事要旨
1.委員長の選出(全会一致の意見として);江藤 孝委員
2.公開・非公開について 公開・非公開については全会一致で次のように決定。
原則公開。但し、審議内容によっては委員長判断で非公開もあり得る。
公開の条件として
(理由)
- 熊本県政記者クラブ(13社)への公開とする。
- 報道にあたっては、発言者の個人名は出さない。どうしても必要があるときは、補足取材のうえで了解を得てからとする。
- 傍聴記者は審議を妨げないものとする。
- カメラは頭取りのみ可。審議中は撮影を認めない。
- 一般の傍聴については、現時点では不可。
- 報道機関の報道を通じて、審議委員会での審議内容は正確に伝わるものと考える。
- 地域の意見を直接聞くことのできる場を、別途、設ける。
3.学識者の現地調査を早急に実施すること。(委員要望)
4.環境問題については、いろいろと出てくる可能性があるので、たとえば、県の自然環境保護審議会等のメンバーの意見を聞けるように配慮願いたい。(委員要望)
天然ダムがあって人工ダムが成立する。人の代替地のみならず動植物の代替地も考慮すべきである。
5.学識委員から地元行政委員に対し、ダム建設に対する意見を求められ、それを受け各委員より、以下の意見が出された。
- 五木村、相良村ともに、ダム計画発表当時は村が水没するため、住民・議会ともに絶対反対であった。
- 当時、農業政策はダムのかんがい計画が前提であったため、ダム建設が遅れている今、その遅れを取り戻すのは厳しい。
- 下流域の水害を無くす切なる願いもあり、苦渋の選択でダム建設に同意した。
- 現在は、下流域の協力、国・県の努力により、ダムによる新しい村づくりに取り組んでいる。
- 一日も早い着工をお願いしたい。
6.今後のスケジュール
密な審議をして、かつ、十分な意見を聞いて、判断したい。
7.委員長からの要請(事務局に対して)
極力、客観的な情報の提供をお願いしたい。