白川の特性

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流域面積の80%が阿蘇カルデラ

白川の上流は、自然豊かな阿蘇カルデラで、白川の流域面積の80%を占めています。ジョウロ型の流域は、阿蘇に降った雨を一手に引き受け、九州第三の都市熊本市へ流れ込みます。その後、低平地の広がる穀倉地帯をへて干満の差が日本一大きい有明海へ注ぎ込みます。

 

流域面積の80%が阿蘇カルデラ

白川上流は多雨地帯

上流の阿蘇地方は全国的にも有数の多雨地帯。阿蘇地方の年間降雨量は下流熊本市の1.6倍で、全国の年間降雨量の平均の2倍にもなります。

出典: 阿蘇地方・熊本市の平均:気象庁調べ
調査期間:1946~1997
全国平均:「日本気候表」気象庁1991年
調査期間:1961~1990年

下流の熊本市街部では、白川が周辺地盤よりも高くなっており、一度洪水をおこすと被害が拡大してしまいます。さらに、阿蘇山が”ヨナ”と呼ばれる火山灰を多量に降らしているため、洪水時には一気に流下して被害を拡大するとともに、洪水後の市民の後かたづけ等にも影響をあたえています。

洪水しやすい地形

上流域は比較的緩やかですが、中流部は急流で水の流れが速く、熊本市街部が広がる下流部や低平地の広がる河口部は緩やかな地形となっているため、洪水時は川の水がスムーズに海へ流れ出にくい構造をしているため、洪水を引き起こしやすい川といえます。

熊本市街部が広がる下流部や低平地の広がる河口部は緩やかな地形 ヨナ 阿蘇火山の噴火によって降り積もった火山灰のこと。

※ヨナ 阿蘇火山の噴火によって降り積もった火山灰のこと。軽く、粘性に乏しく、雨水による侵食を受けやすいため、いったん豪雨になると比較的簡単に下流に運ばれます。

白川の断面と昭和28年の水害の水位

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