老朽化対策

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◆老朽化対策

 熊本県内の橋梁の現状・課題
  • 熊本県内の約2万橋の橋梁(2m以上)のうち、6割以上となる約1.3万橋を市町村が管理しています。 建設後50年を経過した橋梁の割合は、現在は34%ですが、20年後には81%に増加することが予測されています。
  • 市町村は、管理する施設数が多いにもかかわらず土木技術者が不足しているほか、遠望目視による点検が多く、点検の質にも課題があります。

  建設後50年を越える橋梁の割合

 

 老朽化対策が必要な構造物の例

 

疲労による

コンクリート床版のひび割れ

凍結防止剤を含む漏水による

支承の劣化(塩害)

鋼材の腐食に伴う強度の低下

 

 

◆老朽化対策の具体的な取組

 

 メンテナンスサイクルを確定(道路管理者の義務の明確化)
  • 道路インフラの老朽化対策の本格実現に向け、道路管理者の義務である点検・診断・措置・記録の取組を明確化し、各道路管理者の責任でメンテナンスサイクルを実施していきます。
  • 橋梁やトンネル等の構造物について、近接目視により5年に1回の頻度で点検することを省令に位置付けるとともに、構造物を統一的な尺度で判断できるよう健全度の判定区分を告示し、これらに基づく定期点検要領を全道路管理者に通知しました。

 

 メンテナンスサイクルを回す仕組みを構築
  • メンテナンスサイクルを持続的に回すため、熊本県内の道路管理者からなる「熊本県道路メンテナンス会議(平成26年5月設置)」を設置しています。
  • メンテナンス会議では、県内の道路インフラの課題を継続的に把握・共有するとともに、効果的・効率的に老朽化対策を推進するため、県内の全道路施設の点検計画(平成26年度から実施、現在は令和元年度から5カ年の計画を実施中)を策定し、計画的に取り組んでいます。
  • 構造物の技術的な知見を有する専門家を招いた講習会、現地視察会の開催など、自治体職員の技術力向上に向けた支援を実施しています。

     

 

自治体が管理する

橋梁の点検

点検支援技術の

講習会

定期点検実務講習会の

開催

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