白川緊急対策特定区間改修事業

白川における洪水被害

白川は、阿蘇の外輪山に降った雨が一気に流れ下る特性があるため、沿川の市町は昭和28年、平成2年の水害をはじめ、頻繁に被害を受けていました。

被害があった主な年と規模

昭和28年 白川大洪水

  • 死者行方不明者:442名
  • 家屋全半壊:9,102戸
  • 浸水家屋:31,145戸
  • 橋梁流失:85橋

昭和28年6月 大甲橋

 

昭和55年 台風の影響による豪雨

  • 死者行方不明者:1名
  • 家屋全半壊:146戸
  • 床上浸水:3,540戸
  • 床下浸水:3,245戸

昭和55年8月 二本木地区

平成2年 梅雨前線による豪雨

  • 死者行方不明者:14名
  • 家屋全半壊:146戸
  • 床上浸水:1,614戸
  • 床下浸水:2,200戸

平成2年7月 緑の区間

白川の計画高水流量及び今後20~30年の整備目標

白川緊急対策特定区間の改修計画

白川緊急対策特定区間の改修計画は、大きく分けると、薄場、新土河原、蓮台寺、十禅寺の「下流地区の改修」と、二本木、大江、子飼の

「上流地区の改修」からなっています。

図 白川緊急対策特定区間位置図

白川緊急対策特定区間の改修実施による効果

浸水区域・被害等の減少

今後20~30年の整備目標の基準となる平成2年の出水被害と、改修完了後の被害想定を比較すると、「浸水面積」は約3,000haから約30haに、「被災世帯」は約23,000世帯から約880世帯、「被災人口」は約88,000人から約2,800人、「被害額」は約5,000億円から約120億円と大きく減少することが予想されています。

白川緊特による平成2年出水の被害軽減効果

 

改修内容

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