流失した橋梁の復旧に向け、「橋梁の位置や形式に関する技術的な課題等について、専門家の視点から確認することを目的」に、球磨川橋梁復旧技術検討会を開催しています。 本検討会では、これまで橋梁が流失した仕組みのほか、復旧コンセプト、新橋の位置について議論を行い、様々な観点から意見や助言をいただいています。 |
【検討会の様子】 |
第1回球磨川橋梁復旧技術検討会
◇第1回検討会は令和3年6月24日に開催され、橋梁が流失した仕組みや復旧コンセプトについて議論しました。 流失した原因として、川の水位上昇により流される力が働いたことが考えられるという意見をいただきました。
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【 被災全景写真(神瀬橋)】 |
第2回球磨川橋梁復旧技術検討会
◇第2回検討会は令和3年7月30日に開催され、橋梁周辺において回避する範囲(①水の流れが当たる、②道路のカーブ、 ③重要な施設、④山からの土石流や土砂・法面崩壊の恐れがある箇所等)を検討し、一部の橋梁において復旧位置が決定しました。
《決定した復旧位置》
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【 復旧位置写真(沖鶴橋)】 |
第3回球磨川橋梁復旧技術検討会
◇第3回検討会は令和3年9月15日に開催され、橋梁周辺において回避する範囲(①水の流れが当たる箇所、②道路のカーブ、③重要な施設、④山からの土石流や土砂・法面崩壊の恐れがある箇所等)を検討し、前検討会を含め、被災した全ての橋梁の復旧位置が決定しました。
《決定した復旧位置》
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【 復旧位置写真(神瀬橋)】 |
◇今後は、「復興まちづくり」、「流域治水対策」及び「流域自治体等の意見」を踏まえ、橋梁形式について検討を進めてまいります。
堆積土砂撤去の進捗状況について
◇権限代行9河川については、令和3年5月末までに約20万m3の土砂掘削を完了しました。
災害復旧状況について
◇護岸等の被災施設の復旧については、約140箇所の全箇所に着手し、令和3年度中の本復旧完成を目指しています。
堆積土砂撤去の進捗状況について
◇出水期前までに撤去を予定していた約70万m3の堆積土砂について、令和3年5月末に完了しました。令和3年9月末現在では、約25万m3を撤去しました。引き続き、球磨川河道内の掘削を行います。
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堤防等の災害復旧状況について
◇堤防や護岸等の被災箇所のうち、緊急性の高い20箇所については、本復旧が完了しており、残りの高水敷の被災等の箇所については、応急復旧を完了し、令和3年度中に全箇所の本復旧完了を目指します。
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『球磨川水系 緊急治水対策プロジェクト』事業の状況
◇遊水地候補地のボーリング調査、輪中堤・宅地かさ上げの家屋敷高調査等を実施し、今後、具体の検討を行っていきます。
【家屋敷高の測量調査状況】 |
【遊水地候補地のボーリング調査状況】 |
◇令和2年7月豪雨時に浸⽔した深さを⽰す「洪水標識」を八代市坂本町松崎地区に6箇所、国、八代市、地区の方が協働で設置しました。順次浸水箇所に設置予定です。
【協働設置状況】 |
【電柱設置】 |
【公民館設置】 |
流域住民を対象とした説明会について
◇球磨川流域の2市5町4村にお住まいの方々を対象に、球磨川水系流域治水プロジェクトや令和2年7月豪雨からの復旧・復興に向けた取組み等について住民説明会を行いました。
【球磨村での様子】 |
【人吉市での様子】 |
【錦町・あさぎり町での様子】 |
八代河川国道事務所よりお知らせ
◇令和2年7月豪雨水害対応記録誌とアーカイブについて
災害の記憶を風化させることなく次世代に継承するために、被害の状況や災害対応などについて網羅的に記録し、災害記録誌として編集したものです。 八代河川国道事務所HPからダウンロードできます。 |
「令和2年7月豪雨球磨川水害伝承記~後代に残す記録~」(アーカイブ)
◇八代河川国道事務所公式Twitter
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令和2年7月豪雨 球磨川水害対応記録誌 |
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