八代復興事務所及び八代河川国道事務所が進めております、令和2年7月豪雨の災害復旧・復興事業にあたり、ご協力いただいている地域の皆様、関係機関の皆様に深く感謝申し上げますとともに、令和4年も引き続き、皆さま方と共に1日も早い復興事業の完成を目指し進捗を図って行く所存でございます。 |
第1~3回球磨川橋梁復旧技術検討会の概要
令和2年7月豪雨により流失した球磨川に架かる橋梁の早期本復旧に向け、球磨川橋梁復旧技術検討会を開催しています。 第1回検討会(R3.6.24)では、橋梁が流失した仕組み(被災原因)や復旧コンセプト等の検討を行いました。また、第2回検討会(R3.7.30)及び第3回検討会(R3.9.15)では、橋梁の復旧位置を決定しました。
第4回球磨川橋梁復旧技術検討会
◇第4回検討会は令和3年12月16日に開催され、相良橋を除く各橋(深水橋、坂本橋、鎌瀬橋、神瀬橋、大瀬橋、松本橋、沖鶴橋)の橋梁形式、天狗橋や西瀬橋の復旧方針について了承されました。
◇今後、本検討会で検討しました橋梁について、管理者となる県や沿線市町村及び地元の皆様へ説明し、橋梁の詳細設計を進めていきます。
地元の皆様のご理解・ご協力の程宜しくお願いします。 |
【 球磨川に架かる橋梁イメージ】
深水橋【鋼単純アーチ橋】 |
坂本橋【鋼2径間連続トラス橋】 |
鎌瀬橋【鋼単純アーチ橋】 |
神瀬橋【鋼単純アーチ橋】 |
大瀬橋【鋼2径間連続鋼床版箱桁橋】 |
松本橋【鋼2径間連続鋼床版箱桁橋】 |
沖鶴橋【鋼2径間連続鋼床版箱桁橋】 |
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※写真はイメージであり、完成後と一部形状が異なる場合があります。
また、色彩等の詳細については、今後、関係者の意見等を踏まえながら決定していくこととしております。
施設の復旧完了について
◇権限代行による災害復旧工事のうち、川内川排水機場および小川排水機場について、工事が完了しましたので令和3年12月8日に熊本県へ引き継ぎました。
護岸等の災害復旧状況について
◇護岸等の被災施設の復旧については、約140箇所の全箇所に着手しており令和3年度中の本復旧完成を目指しています。
堆積土砂撤去の進捗状況について
◇令和3年5月末までに撤去を完了した約70万m3の堆積土砂に加えて、令和3年11月末現在では、約37万m3を撤去しました。引き続き、球磨川河道内の掘削を行います。
堤防等の災害復旧状況について
◇堤防や護岸等の被災箇所のうち、緊急性の高い20箇所については、本復旧が完了しており、残りの高水敷の被災等の箇所についても、応急復旧を完了しました。令和3年度中に全29箇所の本復旧完了を目指します。
排水施設の災害復旧状況について
◇令和2年7月豪雨により球磨川の4排水施設(九日町排水機場、今村排水施設、渡排水施設、舟戸排水施設)が浸水により機能停止しました。令和2年8月末までに応急復旧が完了し、令和3年12月をもって4排水施設の本復旧が完了しました。
遊水地、輪中堤・宅地かさ上げ及び引堤について
◇遊水地、輪中堤・宅地かさ上げ及び引堤について、県及び関係市町村と連携し、対象となる各地区で事業説明会を開催しました。また、復興・再生に向けた各地区のまちづくり懇談会等に参加し、地元との合意形成に努めています。
説明会及び懇談会等の実施状況について
◇令和3年2月から12月までに、「緊急治水対策プロジェクト」や「流域治水プロジェクト」に関する説明会や遊水地、輪中堤・宅地かさ上げ及び引堤に関する懇談会等を実施しました。
球磨川流域市町村
説明会及び懇談会 計 128回実施(うち国参加109回) ※令和3年12月未現在
令和4年 復興に向けての新たな取り組み
◇「球磨川水系流域治水プロジェクト」の取り組みの中で、
①遊水地、輪中堤・宅地かさ上げ及び引堤にかかる用地調査等の進捗
②環境や景観、利用に配慮した河道掘削の実施
③河川管理上必要な「樋門の無動力化」等について取り組んで参ります。
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