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「球磨川流域復興だより」 第7号(令和 5年 1月 1日発行)

令和5年の新春を迎えるにあたり、謹んで新年のお慶びを申し上げます。
皆様方には、平素より国土交通行政の事業に格別のご支援、ご協力を賜り、心より感謝申し上げます。

 八代復興事務所及び八代河川国道事務所が進めております「令和2年7月豪雨からの復旧・復興事業」にあたり、ご協力いただいている地域の皆様、関係機関の皆様に厚く御礼申し上げますとともに、令和5年も引き続き、皆さま方と連携しながら1日も早い復興事業の完成を目指し、復興を加速化してまいります。

 本年が皆さまにとりまして、実り多き年となりますことを祈念しまして、新年の挨拶とさせていただきます。


八代復興事務所長

徳田 浩一郎


八代河川国道事務所長

宗 琢万

【橋梁事業の進捗状況】(国による権限代行区間)

球磨川流域橋梁(坂本橋・鎌瀬橋・大瀬橋・松本橋・沖鶴橋)の着工式典を開催しました

◇令和4年12月4日(日)に流失した橋梁のうち、坂本橋・鎌瀬橋・大瀬橋・松本橋・沖鶴橋の下部工工事に着手するにあたり、八代市坂本町の「旧グリーンパークさかもと」にて着工式を開催しました。
 工事関係者など約80名の方々にご出席していただき、八代清流高等学校書道部の皆さんに工事の安全を祈願した力強い書道を披露していただきました。
 その後、出席者全員で、令和2年7月豪雨により犠牲となられた方々に追悼の意を表す黙祷を行い、蒲島熊本県知事、県選出の国会議員、熊本県議会議長をはじめ、今回着工する5橋の自治体である八代市長、芦北町長、球磨村長、施工主体である九州地方整備局の藤巻局長らによる鍬入れ式、及び施工機械の始動を行いました。


オ-プニング(八代清流高等学校書道部)

令和2年7月豪雨により犠牲となった方々へ黙祷

鍬入れ

施工機械の始動

【橋梁架替事業の進捗状況】(国による権限代行区間)

橋梁の復旧状況について

◇流失した橋梁10橋については、坂本橋・鎌瀬橋・大瀬橋・松本橋・沖鶴橋・西瀬橋の工事に着手しており、早期完成に向け工事を進めています。


坂本橋の工事状況

大瀬橋の工事状況

沖鶴橋の工事状況

◇今回着工する橋梁(坂本橋、鎌瀬橋、大瀬橋、松本橋、沖鶴橋)の完成パース


坂本橋【鋼2径間連続トラス橋】

鎌瀬橋【鋼単純アーチ橋】

大瀬橋【鋼2径間連続鋼床版箱桁橋】

松本橋【鋼2径間連続鋼床版箱桁橋】

沖鶴橋【鋼2径間連続鋼床版箱桁橋】

 

 

※各橋梁の色彩については、
今後、関係者と協議の上決定します。

令和5年2月19日に西瀬橋が完成します

◇主要地方道 人吉水俣線の西瀬橋については、令和4年12月24日(土)から通行止めを行い、仮橋部の新橋架替工事を進めているところですが、この度、西瀬橋の新設架替が完了し、通行可能となります。

新橋完成予定

 

【歩道部】

令和5年1月10日(火)6時

 

【車道部】

令和5年2月19日(日)16時

 

※作業状況、天候等により、通行時間が前後する場合があります。


西瀬橋の仮橋撤去前の状況

【河川事業の復旧状況】(国による権限代行区間)

護岸等の災害復旧状況について

◇権限代行区間における護岸等の被災施設の復旧については、約140箇所の全箇所に着手しており
令和4年度中の本復旧完成を目指し工事を進めています。

【球磨大橋の応急復旧状況】(国による技術支援)

球磨大橋(熊本県球磨郡錦町)の復旧状況について

◇令和4年9月の台風14号の大雨により、熊本県が管理する県道覚井一武線の「球磨大橋」が損傷被災し、全面通行止めを継続して行っており、熊本県からの要請を受け、早期復旧に向けた応急組立橋設置の技術支援を実施することとなりました。
 現在、応急組立橋を活用した迂回路(仮橋)工事に着手し、通学路や生活道路として早期回復のため、施工指導や工程管理などの技術支援を行っており、令和5年4月中の開通を目指し工事を進めています。

【河川事業の復旧・復興状況】

河道掘削の進捗状況について

◇令和2年7月豪雨により球磨川に堆積したと推定される土砂量約125万m³について、令和4年1月末までに撤去を完了しました。さらに、球磨川の河道を大きくする掘削工事を継続しており、令和4年11月までに約49万m3を掘削しました。
 
今後も、球磨川河道内の掘削を継続することとしています。

遊水地・引堤事業について

◇遊水地・引堤について、県及び関係市町村と連携を図ったうえで対象となる各地区で事業説明会等を令和3年2月から順次開催しています。
 また、遊水地・引堤事業に係る各種調査(用地・地質調査等)を実施しています。


球磨郡錦町
事業説明会(R4.10.17)

人吉市
事業説明会(R4.11.23)

人吉市
地質調査状況(R4.11.25)

【河川事業の復旧・復興状況】

輪中堤・宅地かさ上げ事業について

◇輪中堤・宅地かさ上げについて、県及び関係市町村と連携を図ったうえで対象となる各地区で事業説明会等を令和3年3月から順次開催しており、事業説明会では、施工計画や事業スケジュール、宅地かさ上げ事業に係る補償について、説明を実施しています。
 また、輪中堤・宅地かさ上げ事業に係る各種調査(測量・地質調査等)を実施中です。

◇令和4年10月15日球磨村神瀬地区における宅地かさ上げ事業の説明会に引き続き、地区内の一部に予め施工した盛土工事の現地見学会を行いました。
 また、説明会の参加者に三次元データ(AR( Augmented Reality))を用いて宅地かさ上げ完了後の状況を疑似体験していただきました。
◇地域の皆様にかさ上げ高さや完成のイメー ジを見学することで、生活再建の参考にしていただくと共に、今後の復興まちづくりの更なる推進を図っていきます。

【令和4年 復興に向けての取り組み状況】

◇流域の復旧・復興に向けたハード・ソフト対策を引き続き進め、にぎわい創出にも取り組んでいきます。

説明会及び懇談会等の実施状況について

◇令和2年7月豪雨以降、八代河川国道事務所では円滑な事業進捗や住民の方への事業の理解促進に向け、事業に関する住民説明会を随時実施しています。
 また、幅広い年代に球磨川流域への理解、防災意識を醸成して頂くための取り組みとして、流域の学校を対象に河川環境教育・防災教育に取り組んでいます。

各説明会等の実施状況(令和4年11月末時点)

 

 ❒流域治水に関する説明会・懇談会(R3.2月~)

  ◇ 開催・参加回数 191回
  ◇ のべ参加人数  5,229名

水生生物調査

 ❒河川環境教育・防災教育(R2.7月~)

  ◇ 開催回数    24回
  ◇ のべ参加人数 873名

 

防災教育

・球磨川流域復興だより<第7号>【PDF:3.9MB】

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