沖新地区改修

平成17年9月台風14号に伴う沖新地区における緊急対策工事について

白川下流左岸の沖新地区は、平成11年9月に九州に上陸した台風18号によって、床上・床下浸水45棟、浸水面積11.3ha(東京ドームの2.4倍の面積)の浸水被害がありました。

当地区の改修は県道海路口小島線の付替が必要となっていますが、付替工事が完了していないために無堤箇所が3箇所残っています。

平成16年度には熊本地方に3つの台風(16,18、21号)が上陸し、高潮による被害が想定されたため、一時的に無堤部分を大型土のうで締切り、被害を防止するための緊急対策工事を実施しました。

今回の平成17年の台風14号においても、昨年度と同様に高潮被害に備えるために、9月5日13:00から9月7日12:30において堤防締切の緊急対策工事を実施しました。

今回の台風14号は、熊本市の真上を通る形となり有明海への吹き込みが少なくて済んだため、平成11年規模の高潮は確認されず、また被害も生じませんでしたが、今後とも高潮による被害が想定されるため、早急に改修を進める必要があります。

平成11年9月の沖新地区の状況

沖新地区における高潮対策の状況

白川沖新地区では、高潮被害を防止するため堤防を施工しており、平成16年度までにおおむねの区間の整備が終了しています。

しかし、当地区には県道海路口小島線が通っており、堤防設置により道路の付替が必要となっていますが、付替工事が完了していないため無堤箇所が3箇所残っています。

緊急対策工事の内容

台風14号の接近のため、高潮により河川の水位が上昇し、開口部より流れ込む恐れがあったため、これらの開口部を一時的に締切り、背後地の被害を防止することにしました。

堤防は3箇所の無堤部分に高さ3メートルの盛土と、大型土のうを設置しました。

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