国や都道府県では、これまで、水防法に基づき住民等の迅速かつ円滑な避難に資する水害リスク情報として、想定最大規模降雨を対象とした「洪水浸水想定区域図」を作成し公表してきました。
国土交通省では、これに加えて、土地利用や住まい方のエ夫の検討及び水災害リスクを踏まえた防災まちづくりの検討など、流域治水の取組を推進することを目的として、発生頻度が高い降雨規模の場合に想定される浸水範囲や浸水深を明らかにするため、「多段階の浸水想定図」及び「水害リスクマップ」を作成・公表することとしました。
なお、現在の多段階の浸水想定図及び水害リスクマップは、国管理河川の氾濫のみを示しておりますが、今後は、国管理河川以外の河川氾濫や下水道等の内水氾濫も考慮した図を作成·公表していくこととしています。
この浸水想定図は、流域治水の推進を目的として、年超過確率ごとの降雨により浸水した場合に想定される、浸水範囲と浸水深を表示した図面です。
・現況河道
この水害リスクマップは、流域治水の推進を目的として、年超過確率毎の降雨により浸水した場合に想定される、多段階の浸水想定図を重ね合わせたものであり、年超過確率ごとの浸水範囲[浸水発生/浸水深50cm(床上浸水相当)以上/浸水深3m(1階居室浸水相当)以上]を示した図面です。
・現況河道
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