自然環境と調和を図る取り組みの一環として、平成6年7月に付替国道445号の工事により発生した残地(五木村小浜先、1,700m2 )を有効利用し、野鳥の生息空間としての広場(「鳥と昆虫の広場公園」)を設置しました。 
 生態系の底辺にあたる生物の生息からスタートしたこの施設も、最近では生態系の頂点にあたるオオタカ(猛禽類)の姿も確認され生態系の確立したビオトープとなっています。
 なお、この施設は子供から大人まで多くの方が訪れ、環境学習の場としても利用されています

野鳥のための広場

「鳥と昆虫の広場公園」(野鳥のための広場)には、小鳥の水飲み場や水浴び場としてせせらぎ水路や羽に付いた寄生虫を落とすための砂浴び場を整備しています。小鳥のえさとなる食餌木、住まいとしての巣箱も設置しています。せせらぎ水路には小魚もいて運が良ければ、カワセミやヤマセミも見ることが出来ます

野鳥のための施設

せせらぎ水路
巣箱

利用する野鳥などの確認

オオタカの利用
コイサギの食餌
コゲラの営巣
イノシシの食餌
ニホンザルの水飲み
ヤマアカガエルの卵

環境おじさんのひとり言

野鳥のための広場は、野鳥以外にもヤマアカガエルやイモリといった両生類、イノシシやニホンザル、ニホンジカ、アナグマなどの動物の利用も確認されているよ。

昆虫のための広場

「鳥と昆虫の広場公園」(昆虫のための広場)には、昆虫の産卵場としての積み木や避難場所としての石積み、産卵木としての植樹を行っています。

昆虫のための施設

積み木(産卵場)
石積み

利用する昆虫の確認

ニホンミツバチ
チョウ類
ショウジョウトンボ
ハンミョウ
カブトムシの幼虫

環境おじさんのひとり言

昆虫のための広場は、種によっては産卵から成虫まで生活できるんだ。また、国蝶であるオオムラサキや多くの子供達が大好きなカブトムシも見ることが出来るよ。