洪水時において、適切な水防活動を実施するため、河川管理者は水防上特に注意を要する箇所をあらかじめ地元水防団に熟知させておく必要があります。そこで、国土交通省では、水防上重要な箇所を「重要水防箇所」として、毎年3月に取りまとめを行い、地元市町村、水防団等に対し河川毎の重要水防箇所として周知しております。
堤防や工作物の危険度(重要水防構造物)の判定を行う指標(評定基準)は次のとおりです。
構造物が古くなって、亀裂等不備が認められるもの。
水防上最も重要な箇所で、洪水が堤防を越える恐れがある箇所。または、川満杯に洪水が流れたときに、堤防が壊れる恐れのある(堤防の大きさが不足している)箇所。
水防上重要な箇所で、洪水を安全に流せる堤防の高さに余裕がない箇所。または、堤防の大きさに余裕がない箇所。
新しく堤防を作った箇所で、完成後3年未満の箇所。また、過去に堤防が壊れた跡、昔、川が流れていた場所。
無堤並びに弱小堤区間で、背後地に市街部(家屋隣接)を持つ区間、又は浸水常習区間で、避難誘導のための巡視が必要な区間。
Copyright (c) 国土交通省 九州地方整備局 八代河川国道事務所.All Rights Reserved.