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過去の代表的な河川改修

1.市房ダム

市房ダム
市房ダム
昭和29年8月の台風被害を受けて、球磨川上流、湯山川合流点付近の熊本県球磨郡水上村地先に市房ダムを計画し、昭和35年3月に完成しました。
管理については、昭和36年5月から県に移管されています。

2.球磨川堰及び新前川堰

前川への分派を工事実施基本計画に基づき適正に行うため、球磨川本川の球磨川堰や派川前川の新前川堰が建設され、いずれも昭和42年6月に完成しました。

球磨川堰
球磨川堰
新前川堰
新前川堰

3.九日町排水機場

九日町排水機場
九日町排水機場
昭和46年8月および昭和47年7月と連続して人吉市九日町において、商店・家屋の床上浸水被害が発生しました。このため、支川山田川と本川右岸堤に挟まれた人吉市九日町地区において内水排除を目的とした九日町排水機場が昭和55年3月に完成しました。

4.中流部の宅地嵩上げ及び輪中堤等

球磨川中流部は、そのほとんどが山間狭窄部となっており、川沿いの限られた平地に集落が存在し、洪水の度に浸水被害を繰り返し、近年も浸水被害が頻発する水害常襲地帯となっています。しかし、治水対策の実施にあたって、築堤等の河川改修ではその地形的な条件より防御すべき人家の多くが移転対象となってしまうため、河川改修の対象箇所となる地区住民の方々への社会的影響が懸念されました。そこで、球磨川中流部では、個別の集落について輪中堤や宅地嵩上げによる治水対策を行うことにより、土地の有効利用や地域社会の存続にも資する改修方式で治水対策を進めています。

白石地区完成後の状況(芦北町)
白石地区完成後の状況(芦北町)

5.高潮対策

平成11年9月に襲来した台風18号による高潮の影響で、八代市鼠蔵地区等において、家屋の浸水被害が発生しました。このため、河口部の八代市鼠蔵地区において高潮対策を実施しました。

鼠蔵地区完成時の状況(八代市)
鼠蔵地区完成時の状況(八代市)

6.萩原地区の河床低下対策・堤防補強対策

下流部に位置する萩原地区の堤防は八代市街部を洪水から防御するため、古くより治水上重要とされてきた堤防です。しかし、当該地区は水衝部であるため局所洗掘が進行していること、さらに堤防の断面も不足していることから、大きな出水が発生した場合に堤体の安定に影響を及ぼす恐れがあります。このため、洪水による被害を未然に防止するため、平成12年度から河床低下対策(洗掘の著しい河床部の深掘れ対策)を実施し、平成23年度より堤防補強対策を実施しています。

萩原地区の深掘れ対策状況(八代市)
萩原地区の深掘れ対策状況(八代市)
萩原地区の堤防補強対策状況(八代市)
萩原地区の堤防補強対策状況(八代市)

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