諫早大水害後の復旧工事

諫早大水害後の復旧工事

  • 本川上・中流部の川幅拡幅工事
  • 中流部の特殊堤*工事
  • 橋のかけかえ
     

当時本明川は長崎県により河川改修が進められていました。しかし、今回の水害が長崎全土に及び、長崎県では本明川の復旧まで手に負えないことから、当時の諫早市長が岸総理に直談判し、昭和32年10月より国による抜本的河川改修が開始されました。

復旧工事の概要

諫早大水害は、「100年に一度起こる規模」の洪水でしたが、その当時の国力から「80年に一度起こる規模」洪水へ安全度を落として、河川改修を開始しました。

復旧工事の様子

急遽九州各地の工事事務所より建設省職員が集められ、天祐寺(西小路 )に寝泊まりしながら、洪水調査や工事設計を行い、本明川の復旧工事に着手しました。
   

  

昭和32年~36年のわずか5年で、復旧工事が行われ、現在の本明川の“河”としての原型が出来上がりました。

洪水を契機とした治水計画見直し

急遽九州各地の工事事務所より建設省職員が集められ、天祐寺(西小路 )に寝泊まりしながら、洪水調査や工事設計を行い、本明川の復旧工事に着手しました。

昭和57年洪水に対応するため、半造川が安全に流せる量を310m3/sから450m3/sに増量しました

  • 治水面での効果

洪水を安全に流下させる→川幅を拡げ水位低減効果

  • 環境面での効果

生態系に配慮した川づくり→豊かな河川環境の創出

半造川には昭和32年の諫早大水害の時より多くの雨が降りました。このため、半造川の安全度を高めるため、平成3年に計画変更しました。
また、本明川についても、近年の大雨を考慮して諫早大水害相当(百年に1回起こる確率の洪水)にも安全な川づくりへ計画を見直しました。

平成11年7月洪水の災害復旧工事

洪水の水位を下げる!
1.本明川中・下流部の川底掘り下げ(H20までに10tトラック16万台(概ね80万m3))

ポンプの排水能力をUP!
2.諫早排水機場(S49完成)のポンプ増量(以前:5m3/s→現在:7m3/sにUP!)

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