重点事項   説明資料
  広域交通体系の整備促進について
     道路が1本できるかできないかということにより、その地域の生活、経済も一変していく、同じことが他の交通体系についても言えるわけです。具体的には第一の問題は空港であり、新北九州空港の一日も早い開港、また、福岡空港の離発着も14万回と限界になりつつあり、新しい空港の検討をお願いしたい。九州新幹線鹿児島ルート全線の早期開通のための整備、さらに、東九州自動車道、西九州自動車道、有明海沿岸道路の整備もお願いしたい。もう一つ港湾は、三池港と苅田港があるわけですが、特に、産炭地域対策のためには三池港の整備ということが非常に重要な役割を果たすので、特段のご配慮を。
  水資源の確保について
     福岡はどうしても水不足であり、大山ダム、小石原ダム、五ケ山ダムといった治水と利水を兼ねた多目的ダムの建設促進、筑後川水系の水を有効に活用するダム連携、この事業の推進をお願いしたい。また、水源地域対策の拡充、財政支援の強化について特段のご配慮を。
  九州大学学術研究都市の整備について
     九州大学の移転の問題です。21世紀はますます「知の世紀」になり、研究開発機能をもつ必要があります。そこで、移転する九州大学を中心とした九州北部学術研究都市構想を推進しています。これが機能するためには、交通体系の整備、特に自動車道に加えJR筑肥線の新駅の設置、また周辺地域の都市開発ということが不可欠です。
  重点事項   説明資料
  地域発展のための交流ネットワークの形成について
     佐賀を例にとると、旅客にしても貨物にしても95%以上が自動車に依存しており、道路整備が非常に重要です。西九州自動車道は、整備が進められていますが、福岡、佐賀、長崎の北部3県の背骨にあたりますので、もっと早く全線の整備を進めていただきたい。有明海沿岸道路もせめて佐賀まで延ばすと沿岸地域の発展に非常にプラスになります。佐賀空港もありますし、三池閉山のあとの産炭振興という点でも重要です。
 また、佐賀県は唐津市と佐賀市の複眼都市構造で、二都市を結ぶ佐賀唐津道路の整備、これも早急にお願いしたい。またそれから、佐賀空港へのアクセス道路の整備・充実についても特段のご配慮をお願いしたい。
  有明海の環境保全について
     有明海は多様な希少魚介類等が生息し、国内最大の海苔養殖場でもあり、私たちはかねがね「宝の海」と申しておりますが、生態系の変化でいろいろと問題が生じ、特に水産業へ大きな影響を及ぼしております。有明海再生の特別立法をお願いをしているところですが、海域、陸域含めて水環境の保全が大事で、そのためには流域の下水道整備が大変重要です。
  ダム事業の推進について
     嘉瀬川ダムの建設促進が大変必要だと考えております。ダムを利水、治水からだけでなく、河川環境保全の面からも議論していくとまた違ってくるんじゃないか。例えば、嘉瀬川の河口域に行きますと、水がほとんど流れていない時もあり、不特定用水と絡めて議論していくのもいいのではないか。
  重点事項   説明資料
  高規格幹線道路西九州自動車道の事業促進について
     西九州道路は昭和62年に決まり、当時は15、6年もすれば完成するような話でしたが、現在全体で31パーセントしか開通しておりません。長崎県は県北・県南に分かれており、県北は佐賀県、福岡県の経済圏との繋がりが非常に大きいので、長崎県外であるけれども早く伊万里まで仕上げていただいた方が県北経済に波及効果が大きい。2010年までには目処をつけていただくよう、せめて伊万里までは完成していただきたい。
  九州新幹線長崎ルートの早期実現について
     長崎新幹線は、5線と一緒に昭和48年に整備計画で決定路線になっていました。国鉄がJRになり、JR九州からの強いお話があり、短絡ルート決定をさせていただきました。是非早く工事認可申請を行っていただきたい。
  女神大橋の事業促進について
     女神大橋は平成17年度に完成予定ですが、これはかつての運輸省と建設省と共同でやっております。目標年度内に完成していただきますようにお願いしたい。
  離島振興対策について
     長崎県は離島が県土の45パーセントです。離島航路・空路は重要な交通になっており、機体の購入については、国土交通省にご協力をいただいてますので、運航面についても、離島だけではなかなか採算が取れないので、ある程度九州内での運航というものを考えていかなければいけないと思っておりますので、ご配慮を。それから、離島振興法が平成14年度末で切れますので、議員立法ですが、国土交通省としても延長をお願いしたい。
  重点事項   説明資料
  九州新幹線鹿児島ルートの早期整備等について
     沿線住民の長年の悲願でもあり、九州新幹線鹿児島ルート全線の一日も早い開業実現にご配慮願いたい。また、新幹線の整備にあわせ、熊本駅付近の在来線の連続立体交差事業、駅周辺地域の整備、それから熊本合同庁舎の早期移転について、街づくりと関連して進めていく必要があります。さらに、熊本県ではユニバーサルデザインを県の中心課題の1つにおき、積極的に進めているところであり、新幹線の駅舎整備についても、是非、ユニバーサルデザインを取り上げていただきたい。
 なお、JR九州から経営分離される並行在来線八代〜川内間の経営環境は非常に厳しいことが予想され、経営健全化を図るために事業月資産の無償譲渡等の支援策を講じていただきたい。
  交通体系の整備促進について
     熊本はちょうど九州の真中にあり、熊本都市圏と九州主要都市を150分で結ぶ、「150分構想」等を推進しておりますが、高規格幹線道路や地域高規格道路の整備については、将来の九州の姿からみてなかなか見えてこない部分もありますので、よろしくお願いしたい。
 それから、熊本都市圏等においても朝夕の交通渋滞は慢性化した状況であり、今後も自動車交通が増えていく一方で環境問題や高齢社会に配慮した街づくりの観点からも大量かつ高速な輸送が可能な鉄軌道を軸とした交通ネットワークを構築する必要があります。そのため、路面電車、JR等の新たな路線整備や高速化、交通結節点の改善などの取り組みに対して、補助制度や交付税措置の充実強化をお願いしたい。
  八代海の環境調査の実施について
     八代海域調査委員会が4月23日に開催されることは、熊本県にとって大変心強いものがあります。委員会では八代海の将来にわたる保全をめざして科学的かつ客観的な調査が行われますようお願いしたい。
  重点事項   説明資料
  地方ブロック機関に期待する役割について
     九州地方整備局は縦割りを横割にし、いままでの運輸省や建設省所管の公共事業を一体化して地域という視点でインテグレート(統合化)してプロジェクトを進めてもらいたい。九州地方整備局で九州全体の予算を調整して、整備局長が東京に行って予算の確保に全力を挙げるというぐらいにやってもらいたい。予算の執行についても空港とアクセス道路等、それぞれの地域の状況に応じて、うまくインテグレートできるような執行をお願いしたい。
  地方における公共事業の必要性について
     九州は公共事業に依存するウェイトが高く、この2年間はやや抑制的で、しかも国全体の公共事業の都市部と地方部との比率をみると、近年都市部が上昇しています。費用対効果から都市周辺の道路からやれというような意見が出ていますが、地方の道路はナショナルミニマムですので、国の責任でやっていただきたい。
  循環型交通体系の整備促進について
     「九州はひとつ」と言ってもなかなか一つにまとまらないのは、ひとえに東九州の交通体系の整備の遅れのなせるせいです。東九州自動車道、2010年になっても大分と宮崎、宮崎から鹿児島までの間は白地(未供用)です。少なくとも2010年位までに重点投資をしてほしい。東九州自動車道が全線開通して初めて九州に一つの循環型交通体系が完成する。それから、大分と熊本、宮崎と熊本を結ぶ路線ができて初めて一つの経済圏としての一体性ができるわけです。
 日豊本線について、今度国とJRと地元自治体等の3者が負担するという新方式でのスピードアップ化事業を実施することになりましたので、早期実現をしてほしい。また、フリーゲージトレインについても調査の対象になっていますので、早急にやっていただきたい。豊予海峡ルートについて、技術的な調査を進めていただきたい。
  重点事項   説明資料
   韓国との定期航空路線の開設が実現することになり、御礼申し上げます。空の方はなんとか進みつつありますが、問題は陸の交通体系です。
  高規格幹線道路網の整備促進について
     東九州はとりわけ交通基盤の整備が遅れています。東九州自動車道、県内では27キロが供用中ですが、計画延長は240キロと1割強が開通、路線全体では、1割弱というような状況です。この道路の整備促進につき格段のご配慮を。また、道路の整備に必要な特定財源の堅持、あるいは高速道路の全国的な料金プール制の堅持についても、お願いしたい。
  日豊本線の整備促進及び鉄道整備のための総合的な仕組みづくりについて
     日豊本線のスピードアップが大きな課題になっています。宮崎から福岡まで来るのに鉄道では6時間近くもかかるという現状です。スピードアップには多額の費用がかかるわけで、それに対する国の助成制度の拡充、地方財政措置の強化拡充についても、一層のご支援を。
  公共事業に係る直轄事業等の見直しにあたっての地方の実情等の十分な反映について
     国道、一級河川についての公共事業に係る直轄事業区間の見直しにあたりましては、それぞれの路線又は河川ごとの地域の実情、あるいは特殊性、そういったものを十分にご勘案をいただきながら、検討を進めていただきますようにお願いします。
  重点事項   説明資料
  国際クルーズネットワークの形成に係る支援措置について
     国際、国内色々なクルーズ船が鹿児島に寄港しており、私どもも誘致しておりますが、現状では、離島の定期航路のバースを使っており、離島の定期航路とぶつかる場合は調整が難しい状況です。14年度予算におきまして大型クルーズ船の接岸バースに支援措置をお願いしたい。
  離島振興対策について
     平成14年度で離島振興法が切れますが、この延長をお願いしたい。この法律により、交通基盤、産業基盤、生活環境も相当整備は進んできているが、医療、福祉、教育の充実も図っていかなければならない。新しい法律の中にこれからはハードの面とソフトの面も組み込めるよう配慮をお願いしたい。
  中国国民の訪日団体観光旅行に係る短期滞在査証の発給について
     北京の日本大使館でないと中国からの訪日団体観光旅行のビザの発給ができないので、上海や広州の総領事館でもビザの発給をしてもらえないか強い意向があります。外務省にお願いしているところですが、国土交通省でもご高配を賜りたい。
  重点事項   説明資料
  新北九州空港整備の促進とアクセスの整備について
     新北九州空港に関して、鉄軌道の計画がまだ具体的に決まっておりません。北九州市は、横長いところですから、鉄軌道の整備が、環境問題も含め必要です。その整備のための制度的な仕組みにご配慮を。
  物流基盤の整備促進について
     響灘でPFIを利用した港湾整備の手続き中です。近隣の外国の港とのコスト競争になり、日本の港が高いといわれる中での最初の試みであります。いろんな課題が出ておりますけれども、国土交通省の強力なご指導、ご支援をお願いしたい。
  バス路線維持対策の補助制度の充実について
     バスの問題は過疎地域だけではありません。都市の問題としては、儲かるところには出てくるけど、そうでないところは撤退ということに関し、地域としてどのように考えるかというのは大変重要な問題です。私どもも知恵を絞りたいと思いますが、規制緩和と同時にそういう問題が起こってきますので、大都市の中でもそういう問題があるということをご理解いただきたい。
  重点事項   説明資料
   九州各県との連携を市政の柱にすえていきます。特に以下の3点についてご配慮をお願いしたい。
  国際交流基盤整備とネットワーク型交通体系の構築について
     空港がかなり限界にきつつあり、次期の空港整備計画に調査空港としての採択をお願いいたしたい。博多港のアイランドシティの整備のために鉄軌道を入れたいと考えており、ご支援お願いしたい。関連して地下鉄と西鉄宮地岳線の相互直通運転、自動車専用道路の導入についてもご支援方お願いしたい。
  安全で安心して暮らせるまちづくりについて
     一昨年都市型の水害を被り、都市河川の改修に力を入れていただいておりますが、特に御笠川など主要2級河川の改修についてよろしくお願いしたい。
  九州大学移転に係る支援措置について
     九州大学の移転に関連して、筑肥線の新駅をつくり、新しい街づくりをやっており、ご支援をお願いしたい。新駅から大学までのアクセス道路の整備についてもご支援を。
  重点事項   説明資料
  循環型高速交通体系の早期整備について
     九州新幹線鹿児島ルートは日本の背骨を形成するもので、基礎的なインフラだと認識してます。1年でも早い全線開業を切に願っております。それから、当地域の循環型高速交通体系の構築に不可欠である東九州自動車道の早期整備の必要性を強く感じております。
  関門海峡道路の早期事業化について
     関門海峡道路については、地元における大型プロジェクト相互の連携を図ったり、災害時における交通ネットワークの多重性を確保したり、広域的に効果を及ぼすものであり、早期事業化を是非お願いしたい。
  九州の観光産業の振興について
     裾野が広い観光産業の振興にも取り組んでいます。これは「九州はひとつ」の気運を高めることにも役立っています。7県協力して取り組んでおり、観光振興に資する環境整備等について、よろしくお願いしたい。
  重点事項   説明資料
  公共投資について
     各県知事が詳細にもお話になられ、これに付け加えるものはありません。ただ一言申し上げれば、私どもの今の最大の悩みは景気の停滞でして、これを打開する政策は、財政以外に今のところ見当たらない。したがって、公共事業は積極的に進めていただきたい。
  街づくりについて
     主要都市の中心市街地の空洞化が進んでおり、この対策に皆大変頭を悩ましておるところです。原因が複雑で、共通的な対策というわけにはいかないところではありますが、ご支援、ご指導をお願いしたい。
  重点事項   説明資料
  ハイモビリティ社会、少子・高齢化社会に対応した社会資本の整備について
     ハイモビリティ社会が既にそこまで来ており、一方では、少子・高齢化の進行により中山間地域のコミュニティの崩壊が危惧されております。これらに対し、都市と地方の交流促進が必要だという認識をしています。これを促進させる社会資本の整備をお願いしたい。
  グローバル化、ITに対応する人材育成の支援について
     社会資本の整備などハード面での充実は当然、ソフト面の人材教育の問題も九州にとって重要な課題です。特に国際社会、IT社会に対応できる人材の育成についてご支援をお願いしたい。
  九州地方整備局と地元団体の連携について
     扇大臣から懇談会の趣旨等のお話を伺いました。われわれもこの懇談会の中で九州の素晴らしい国づくりに参加していきたいと思います。


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