白川は、阿蘇の外輪山に降った雨が一気に流れ下る特性があるため、沿川の市町は昭和28年、平成2年の水害をはじめ、頻繁に被害を受けていました。
昭和28年 白川大洪水
昭和28年6月 大甲橋
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昭和55年 台風の影響による豪雨
昭和55年8月 二本木地区 |
平成2年 梅雨前線による豪雨
平成2年7月 緑の区間 |
白川緊急対策特定区間の改修計画は、大きく分けると、薄場、新土河原、蓮台寺、十禅寺の「下流地区の改修」と、二本木、大江、子飼の
「上流地区の改修」からなっています。
図 白川緊急対策特定区間位置図
今後20~30年の整備目標の基準となる平成2年の出水被害と、改修完了後の被害想定を比較すると、「浸水面積」は約3,000haから約30haに、「被災世帯」は約23,000世帯から約880世帯、「被災人口」は約88,000人から約2,800人、「被害額」は約5,000億円から約120億円と大きく減少することが予想されています。
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