歴史・景観上の特徴

1.川尻の歴史

川尻地区は、細川藩時代~大正時代にかけて、熊本城下の交通・商業の拠点として繁栄し、地区には、土蔵造りの商家、昔ながらの町家等の江戸期の町筋が残されています。

天保3年(1832)江戸時代の川尻地区の街並み
出典:「肥後川尻町史」川尻町役場、昭和55年9月

大正13年頃の川尻船着場下流付近の賑わい

川尻八景
寛政(1789-1800)年間
若宮拝殿奉納額模写 上妻観玄筆

現在も江戸時代の名残を残す商家

2.加勢川に残る歴史的構造物

加勢川川尻地区に残る歴史的構造物は、石積みの「御蔵前船着場」、対岸の御船手に渡る渡し場として利用された「御船手渡し」、住宅から川への出入り口として利用された「汲水」等が残っています。


江戸時代上納米の集積場「川尻御蔵」に納入する
米荷船の荷揚場として使われた「御蔵前船着場」

肥後藩唯一の御船頭の在住地であった対岸
杉島御船手とを結ぶ渡し場として使われた「御船手渡し」

民家から荷物の積み下ろししようとして
川への出入口に使われた「汲水」

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