国土交通省 九州地方整備局 武雄河川事務所
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松浦川は中上流域で平地や盆地が連なる地形により大きく蛇行しているため、たびたび水害に悩まされてきました。特に自然再生事業の対象とした松浦川中流部のアザメの瀬地区は、ほぼ毎年のように洪水被害を受けていました。そのため、堤防をつくる 方法や遊水地をつくる方法などさまざまな治水対策が検討されましたが、地元との協議の結果、氾濫を許容し下流域に流す洪水の量の低減も図れる方策で実施することになりました。 アザメの瀬地区は面積約6ha、延長約1000m、幅約400mで、丘陵に接しており、川沿いに堤防は無く、上流側は水害防備林の竹林になっています。 これまでは、水田として利用されていましたが、この土地を掘り下げて湿地としての機能再生をはかる計画です。
アザメの瀬における自然再生事業では、ただ自然を再生するのではなく、自然と共生した暮らしの再生も考えています。
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