生き物観察の服装・持ち物
生き物観察に出かける時の、服装や持ち物の例を紹介します。また、生き物観察をする際は、危険な場所に近寄らないなどの注意も必要です。
服装
- 虫さされやかぶれ、ケガを防止するために、長そでの服を着て、長ズボンを履くようにしましょう。軍手を用意しておいても安心です。
- 水際や地面がぬかるんだ場所、草地などでは、長靴を履きましょう。足がぬれるのを防いでくれる他、虫さされやヘビ対策としても重要です。
- 日射病や寒さから頭を守るために、帽子をかぶりましょう。天候によっては、急な雨や雪、寒さを防ぐためにレインコートやウィンドブレーカーなどの用意も必要です。
- 鳥や哺乳類を観察する際は、彼らを驚かさないように、派手な配色のもの、ガサガサと音がするような服装は避けましょう。
- 季節によってはスズメバチなどにも注意が必要です。スズメバチは黒いものを攻撃してきます。黒い服装などは避け、頭部を守るために帽子をかぶりましょう。
必要な持ち物
- 水筒を持っていき、水分をこまめにとりましょう。特に、夏は熱中症に注意が必要です。
- 万が一ケガをした時の為に、消毒薬やバンソウコウなどの救急用具を持って行きましょう。虫除け、タオル、ティッシュなどもあると便利です。
- ゴミ袋も持っていき、ゴミは持ち帰りましょう。
楽しみが広がる持ち物
- 双眼鏡や望遠鏡があると、警戒心が強い野鳥などを遠くから観察するのに便利です。ただし、絶対に太陽を見てはいけません。
- 図鑑を持って行くと、その場で観察した生き物の名前や特徴などを調べることができます。野外で使う小型の図鑑が便利です。後から図書館に行ったりして、大型の図鑑などで詳しく調べても良いでしょう。
- ノートに観察した生き物などを記録すれば、後からでも観察した場所や季節、時間などがわかって、学習を深めることができます。観察の思い出にもなります。
生き物を捕まえる時の注意
国や県の決まりで、生き物を捕まえるのが禁止されている場合や、許可が必要な場合があります。
たとえば、野生の鳥や哺乳類を捕まえたり、飼育したりすることは、原則として禁止されています。また、水生生物を保全するため、釣りや漁業などで魚や底生動物を捕まえる時には、場所、時期、方法、区域などが制限されています。
ルールを守って正しく観察を行いましょう。
水難事故防止のために
流れがゆっくりで、水深もそう深くない川は、格好の水遊びの場所です。しかし、そんな楽しい川も、天気の変化等が原因で危険な川に急変することがあります。川での事故を防ぐためには色々な注意が必要です。
- 川に遊びに行くときは、みんなと一緒に行きましょう。
- 一人で水辺に近づかないようにしましょう。
- 立入禁止の場所には入らないようにしましょう。
- 水中の石の表面などは滑りやすいので気を付けましょう。