主要な地点における流水の正常な機能を維持するため必要な流量に関する事項

六角川の溝ノ上地点から下流の既得水利は、かんがい面積約300haの慣行水利がある。牛津川の妙見橋地点から下流の既得水利は、農業用水として約0.247m3/sの許可水利があり、この他にかんがい面積約33haの慣行水利がある。

これに対し、六角川溝ノ上地点における昭和58年~平成17年までの過去23年間の平均低水流量は約0.25m3/sであり、平均渇水流量は約0.12m3/s、10年に1回程度の規模の渇水流量は約0.03m3/sである。また、牛津川妙見橋地点における昭和33年~平成17年までの過去48年間の平均低水流量は、約0.98m3/sであり、平均渇水流量は約0.38m3/s、10年に1回程度の規模の渇水流量は約0.04m3/sである。

流水の正常な機能を維持するために必要な流量は、六角川溝ノ上地点においてかんがい期で概ね0.26m3/s、非かんがい期で概ね0.1 m3/s、牛津川妙見橋地点において通年で概ね0.41m3/sとし、以て流水の適正な管理、円滑な水利用、河川環境の保全等に資するものとする。

なお、流水の正常な機能を維持するため必要な流量には、水利流量が含まれているため、水利使用等の変化に伴い、当該流量は増減するものである

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